米Google(グーグル)や米Microsoft(マイクロソフト)、米Apple(アップル)、ヤフーなどは、個人が無料で使えるWebサービスを多数提供している。Webサービスとは、Web上にファイルを保存して利用できる仕組みを指す。すでに多くの方が利用しているところでは、GmailやGoogleカレンダーを考えていただくと分かりやすい。
GmailやGoogleカレンダーのファイルはローカルにはない。データはクラウド上に保存されているので、ファイルの保存すら意識せずに利用できるのがとても便利だ。ファイルを探す必要がなく、バックアップを取らなくてもいい。もっとも、提供事業者のサーバーの不具合などで使えなくなる可能性があるが、そのような事態にはめったにならないことは、これまでの運用で実証されている。万一サービスが終了するとしても、データの保存手段が提供されるだろう。
さらに、GmailやGoogleカレンダーはプログラムもWeb上にあるのでアプリをインストールしなくても利用できるのだ。Webブラウザーからログインするだけで、ファイル、プログラム両方を使えるのが非常に便利だ。
本特集では、こんな便利な個人向けのWebサービスを紹介していく。パソコンで利用できるサービスを中心に紹介するが、一部のスマホ向けサービスはプログラムのインストールが必要になることがある。また、基本的にはすべて無料で利用可能だが、有料版に切り替えると容量が増えるなどのメリットがある。
今回は各社がどんなサービスを提供しているのか、画面写真とセットで順番に見ていこう。
グーグルのWebサービス
グーグルは、圧倒的な種類のWebサービスを提供しており、そのほとんどが無料で利用可能。ただし、ファイルはGoogleドライブに保存されるので、容量が不足すると課金が必要になる。GoogleフォトやGmailを使っているとすぐに容量が不足するだろう。ただし、どのサービスも大変に便利なので課金しても使いこなす価値がある。
超定番のサービスはすでに利用している方も多いと思うので、この特集ではGoogleドキュメントで翻訳する方法、Googleマップにデータを表示する方法、ToDoリストの使い方を紹介する予定だ。とても重宝するのでぜひ使ってみよう。他にも数え切れないほどの便利な機能があるので、別の機会があればまた取り上げいく。