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 大手工作機械メーカーのオークマは、工作機械の動きを制御するNC装置をおよそ10年ぶりに一新する。同社は、1963年から独自に開発してきたNC装置「OSP」シリーズの最新版「OSP-P500」を開発したと、2022年10月4日の記者会見で発表した(図1)。現行のOSP-P300Aと比べて演算速度は約2倍に向上(図2)。高速・高精度な加工シミュレーションなどのさまざまな新機能を搭載した。外観デザインやユーザーインターフェースも刷新する。

図1 新開発したNC装置「OSP-P500」
図1 新開発したNC装置「OSP-P500」
(出所:オークマ)
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図2 従来のNC装置「OSP-P300A」
図2 従来のNC装置「OSP-P300A」
(写真:日経クロステック)
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 OSP-P500は、デジタル空間上で加工をシミュレーションするデジタルツイン機能を搭載している(図3)。NC装置だけで、仮想的に加工を実行(テストカット)し、加工順序の確認や加工時間の見積もりができる。

図3 OSP-P500のデジタルツイン機能
図3 OSP-P500のデジタルツイン機能
デジタルツインで加工時間を見積もったときの様子。右上の3Dモデルで加工をシミュレーションしながら、工程ごとの加工時間を右下の滝グラフに表示する。(出所:オークマの資料を日経クロステックが加工)
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