国内最大の工作機械の展示会「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」が、2022年11月8~11月13日の6日間にわたって開催される。前回(JIMTOF2020)は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でオンライン開催だったため、4年ぶりのリアル開催となる。東京ビッグサイト全館を利用し、その規模は過去最大。付加造形(Additive Manufacturing)の特設エリアも新設される。

JIMTOF2022
目次
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荒加工から仕上げまで対応、金型を効率的に削る芝浦機械の門型MC
芝浦機械は金型を効率的に加工する門型マシニングセンター(MC)「MPC-3120H」を開発し、「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8~13日)に出展した。
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こんな微小部分に400個以上の穴、碌々産業が追求する微細加工の技
Q1は、3cm角程度の高耐熱性エンジニアリングプラスチック(エンプラ)の板に小径の微細加工を施したサンプルワーク。何個の穴が開いているか分かるだろうか。
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クーラント制御などで消費電力を大幅削減、ヤマザキマザックの「現場目線のDX」
カーボンニュートラル対策が急がれる中、ヤマザキマザックが着目したのは工作機械を使用する際の消費電力だった。特にカーボンフットプリントの6割超を占めるクーラントの冷却水の吐出量を細やかに制御するなどして消費電力の削減、ひいては二酸化炭素排出力の抑制を図る。
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付加造形を3Dで測定し切削仕上げまで一括実行、ヴェロソフトウェア
スウェーデンHexagonグループのヴェロソフトウェア(東京・千代田)は、アディティブ・マニュファクチャリング(AM、付加製造)と3D測定、CAMの組み合わせにより、付加造形と切削仕上げを連係して実行する工法の実例を「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」で展示した。
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ミスミ、ヤマザキマザックと共同で部品調達サービス「meviy」に旋盤加工部品を追加
ミスミグループ本社(東京・文京)は2022年11月8日、オンラインの機械部品調達サービス「meviy(メビー)」で提供する商品に旋盤加工部品を追加すると発表した。
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日本電産系が新手法の面取り盤、EV用歯車市場に照準
日本電産マシンツール(滋賀県栗東市)は、歯車用の切削面取り盤「CF26A」とその専用工具を新開発し、「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8~13日、東京ビッグサイト)で初披露した。従来と異なる加工法を採用し、面取り精度を向上させた。精度が求められる電気自動…
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後付けOK、THKが切削工具の欠損や摩耗を監視するシステム
THKは、工作機械で使う切削工具の状態を監視できる「工具監視AIソリューション」を「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」に出展した。エンドミルなどの切削工具について、欠損の有無や摩耗の具合を自動で監視し、異常があると知らせてくれる。いわゆる予知保全システムだ。
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旋削止めずにミリングも同時加工、多様なワークを効率良く削る中村留のTC
「1台の工作機械で多様なワークを効率良く削りたい」。顧客のこうした要求に応えるために、中村留精密工業(石川県白山市)が開発したのが、旋盤ベースの複合加工機、いわゆるターニングセンター(TC)「JX-200」だ。同社はこれを「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11…
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オークマのほぼ全機種に対応するレーザースキャナー、検査以外の用途にも
大手工作機械メーカーのオークマは、(同社の)「ほぼ全ての機種に装着できる」レーザースキャナーのオプションを「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8~13日、東京ビッグサイト)で初披露した。レーザースキャナーはスウェーデンhexagon社製。
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ジェイテクトの新研削盤、高さ600mmのワークをワンチャックで加工
ジェイテクトとジェイテクトマシンシステム(大阪府)は、共同で新開発した立形複合研削盤「G3VU86」を「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8~13日、東京ビッグサイト)で披露した。トヨタグループのトポロジー最適化技術などを用いて装置の剛性を高め、より深く削…
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電線入れると「カチッ」、IDECが結線の完了を目と耳で確認できる端子台
IDECは、配線の工数削減が可能なDINレール対応の端子台「Klippon Connect AS」シリーズを「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8~13日、東京ビッグサイト)に出展した。
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回転時に潤滑油を自動供給、加茂精工のラック&ピニオン用システム
加茂精工(愛知県豊田市)は、回転するピニオンに潤滑油を自動供給する固形潤滑剤「TLS(TCG潤滑供給システム)」を「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8~13日、東京ビッグサイト)に出展した。
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造形速度5倍の金属3Dプリンター、Digital Metalが新開発
3Dプリンターを開発・製造する米Markforged(マークフォージド)傘下のスウェーデンDigital Metal(デジタルメタル)は、造形速度が同社の従来機と比べて5倍の金属3Dプリンター「DMP/PRO」を開発した。2023年に発売予定。日本では日本電産マシンツール(滋賀県栗東市)を通じて提…
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アマダ、光学制御で板金に丸穴をあけるファイバーレーザー加工機
アマダはレーザー光の微細な軌跡制御によって加工品質を高めるファイバーレーザー加工機「VENTIS-3015AJe」と、電動サーボ駆動のベンディングマシン「EGB-eシリーズ」を「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」で出展した。国内での公開は初めて。
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切削工具にもEV化の波、京セラがモーター向けボアカッタ
京セラは、ボーリング加工用の切削工具「高能率仕上げボアカッタ」を「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8~13日、東京ビッグサイト)に出展した。電気自動車用モーターのハウジングの切削加工を想定する。
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トルンプがサブロク材からの板金無人加工と、レーザー溶接自動化を実演
ドイツTRUMPFの日本法人トルンプ(横浜市)は、パンチ加工機能とレーザー加工機能を両方備えた板金の複合加工機「TruMatic 3000 fiber」に、材料供給と加工後の取り出しを自動化するオプションを接続し、無人で加工できる様子を「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」で実…
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マグネスケールのレバーゲージ、歯車使わない新機構で分解能0.1μm
マグネスケール(東京・江東)は、面の曲がりや円の偏心などを読み取るてこ式レバーゲージにおいて、新たな検出機構を開発した。歯車を一切使わない本機構は、歯車を使う従来の機構と比べて測定精度が高く、「従来よりも1桁低いオーダーでの計測が可能」(同社)という。
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刃物台最大4台の複合加工機などを日本初展示、DMG森精機
DMG森精機は2022年11月9日、同社のグローバル本社(東京・江東)に設置した展示会場を報道関係者に公開した。「JIMTOF2022」(2022年11月8~13日、東京ビッグサイト)に合わせた展示企画で、同社の複合加工機「NZ-Platform」と同「NTX 500」を日本で初めて展示した。
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発熱体に合わせた形状で放熱性を向上、NOKのゴム製熱伝導部材
NOK(東京・港)は、熱伝導性ゴム製の絶縁・熱伝導部材「Tran-Qラバー」を「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8~13日、東京ビッグサイト)に参考出展した。
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牧野フライス、形状精度と加工品位高めたワイヤ放電加工機など出展
牧野フライス製作所は、形状精度と加工品位を高めたワイヤ放電加工機「UPX600」、径1250mmの大型ワークを切削できる5軸横形マシニングセンター「a900Z」を「第31回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」に出展した。2台ともJIMTOF会期初日の2022年11月8日に発売した新製…
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