2022年2月24日にロシアによるウクライナ侵攻から半年以上が経過した。現在も戦闘状態が続く中、「自律・分散・協調」を掲げて著しい発展を遂げてきたインターネットが揺らいでいる。国家間の対立が、グローバルで単一のネットワークとして社会・経済インフラと化したインターネットに亀裂をもたらそうとしているからだ。「スプリンターネット」と呼ばれるインターネットの分断は、緊張を増す世界情勢を反映するかのように加速していくのか。