オンライン会場で2022年10月1日(土)~31日(月)、千葉県の幕張メッセ会場で2022年10月18日(火)~21日(金)に開催される、最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC 2022」をレポートします。

CEATEC 2022
幕張メッセ会場:2022年10月18日(火)~21日(金)
目次
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子供の置き去りを防げ、電子部品メーカーが見守りセンサーを続々提案
車内に置き去りにされた子供が亡くなる痛ましい事故が相次ぐなか、センサー機器を手掛ける電子部品メーカーなどが事故を未然に防ぐ見守りシステムを提案している。非接触かつ高精度で子供の存在を検知できるセンサーや、後付けできるセンサーなどさまざまだ。
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水中無線通信やセンシングの開発が加速、2Gbps視野に
水中での無線通信やセンシングに関する技術開発が加速している。急拡大が見込まれる洋上風力発電などでニーズが高まっているからだ。レーザーなどの技術開発が進んだことで100mを超える長距離通信が可能になり、2ギガビット毎秒(Gbps)を超える高速通信の実現も視野に入ってきた。
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常識覆すアルプスアルパインの測位技術、BLEで精度±30cm
アルプスアルパインは、スマートフォンなどの民生機器で普及している無線通信技術「Bluetooth Low Energy(BLE)」を利用した新しい測位システムを開発した。測位精度が±30cmほどと高いのが特徴だ。全地球測位システム(GPS)が届かない屋内でも利用できる。これまで無線技術を利用して数…
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シャープが効率32.65%の化合物3接合型太陽電池、HAPS搭載を念頭
シャープは展示会「CEATEC 2022」(幕張メッセ会場での展示は2022年10月18~21日)で、「世界最高効率」(同社)となる変換効率32.65%の太陽電池モジュールを展示した。吸収波長が異なる3つの化合物を接合して効率を高めた。
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三菱電機、専用端末使わず人の認知特性で力をフィードバックする遠隔操作システム
三菱電機は最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC 2022」(リアル開催は2022年10月18~21日、幕張メッセ)で、人の認知特性を活用したロボットの遠隔操作の新システムを展示している。ロボットアームの遠隔操作では、アームが対象物をつかむ際の力のフィードバックが得られないことが操作性の…
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東芝が世界最高効率のCO2資源化装置、航空燃料を2026年までに量産へ
東芝は展示会「CEATEC 2022」に、二酸化炭素(CO2)を水と共に電気分解して一酸化炭素と酸素を生産するPower to Chemicals(P2C)用のCO2電解セルスタックの大型モジュール(模型)を出展した。
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村田製作所、200μWと超低電力な推論モジュールを開発
村田製作所は、幕張メッセで開催中の「CEATEC 2022」(2022年10月18~21日)にブースを構え、200μWと消費電力が非常に低い推論モジュールを展示した。音声処理やセンサー波形処理などに向ける。
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ロッカー格納物をまるっと充電、村田などが「効率1割」の新型無線給電
村田製作所、戸田建設、豊橋技術科学大学は「CEATEC 2022」(幕張メッセ会場での展示は2022年10月18~21日)で、複数のデバイスに同時に無線給電ができるロッカーを展示した。
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「日本だけで6000万ID」、米Nearが人流データから人々の行動範囲を可視化
位置情報関連データなどの処理・分析を手掛ける米Nearは、人流データ基盤「Vista」のデモンストレーションを最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC 2022」で披露した。
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シャープが極小脈拍センサー、指輪やイヤホンに埋め込み可能に
シャープは開催中の展示会「CEATEC 2022」(幕張メッセ会場での展示は2022年10月18~21日)で、従来製品よりパッケージの面積が1/4以上小さく、消費電力の低いバイタルセンシングセンサーを出展した。「従来難しかったイヤホンなどにも搭載できるようになった」(同社 担当者)
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京セラが新方式の空中ディスプレー、高精細映像と設計自由度の高さが売り
京セラは最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC 2022」(リアル開催は2022年10月18~21日、幕張メッセ)で、新方式の空中ディスプレー技術を初公開した。
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これがジェットエンジン代替の超軽量超電導モーター、東芝が出展
東芝は開催中の展示会「CEATEC 2022」(2022年10月18~21日、幕張メッセ)で、中小型の旅客機用ジェットエンジンを代替できるとする2MW級超電導モーターの実物模型を出展した。
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CEATEC 2022 AWARDの大臣賞、NEC・シャープ・アルムの3社がゲット
電子情報技術産業協会(JEITA)は、「CEATEC 2022」の幕張メッセ会場での開幕前日(2022年10月17日)に、CEATEC AWARD 2022 受賞結果を発表した。今回からデジタル大臣賞が加わり、大臣賞は3件となった。この3件と部門賞8件、合計11件が受賞した。
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TDKなどが網膜投映方式のARグラス、24年度にも実用化
レーザーを網膜に直接投映して映像を映し出す次世代スマートグラス開発が進んでいる。TDKとQDレーザは、独自の超小型レーザーモジュールを使った、フルカラーのAR(拡張現実)グラスを開発した。人物や風景、3次元映像など解像度の高い複雑な情報を表示できる。