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 シャープは展示会「CEATEC 2022」(幕張メッセ会場での展示は2022年10月18~21日)で、「モジュールとして世界最高効率」(同社)となる変換効率32.65%の太陽電池モジュールを展示した。吸収波長が異なる3つの化合物を接合して効率を高めた。効率の高さと軽量性を生かし、空飛ぶ基地局「HAPS」(成層圏プラットフォーム)への搭載を狙う。

化合物3接合型太陽電池モジュール
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化合物3接合型太陽電池モジュール
(写真:日経クロステック)

 「化合物3接合型太陽電池」と呼ぶこの太陽電池は、上層にインジウム、ガリウム、リン(InGaP)、中間層にガリウム、ヒ素(GaAs)、下層にインジウム、ガリウム、ヒ素(InGaAs)を用いる3層構造である。全体の厚さは30μm以下という。面積22.88cm2のセルを40枚配置すると、面積965cm2、重量約56g(0.58kg/m2)の実用サイズモジュールとなる。このモジュールをCEATECで展示した。民生レーザー開発で培った光エレクトロニクスの技術を結集したという。

3層構造でモジュール世界最高効率を達成
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3層構造でモジュール世界最高効率を達成
(写真:日経クロステック)