全4773文字
PR

メインに使っているパソコンのOSをLinuxにしたくても、使い慣れたWindows環境から完全に移行することに不安を感じる人は多いだろう。そこで、Windows環境を残しながらLinuxに引っ越す方法をまとめた。

 Windows環境を残しながらLinuxに引っ越すパターンを考えてみましょう。そのためには、最初にWindows環境をどうやって残すのかを考える必要があります。Windows環境を残す技術的な方法は四つあります。

 まず一つは「デュアルブート」です。1台のPCにLinuxとWindowsの両方をインストールしておく方法で、起動時にどちらか一方を選択できます。二つめは「2台で使い分け」です。それぞれのPCにLinuxとWindowsをインストールしておく方法で、2台分のモニターやキーボード、マウスを用意すれば、両方を同時に利用できます。

 三つめは、二つめの方法に「リモートデスクトップ」という手段を追加したものです。二つめの方法と同じく、用意した2台のPCにそれぞれLinuxとWindowsをインストールしますが、Linux PCからネットワーク経由でWindows PCにアクセスして操作する点が異なります。PCは2台必要ですが、LinuxPCのデスクトップ画面上にWindows PCのデスクトップ画面が表示されるため、モニターやキーボードなどは1台分で済みます(図1)。

図1 Ubuntu 22.04 LTSのデスクトップからWindows 10のPCにリモートデスクトップ接続している画面
図1 Ubuntu 22.04 LTSのデスクトップからWindows 10のPCにリモートデスクトップ接続している画面
[画像のクリックで拡大表示]

 四つめは「仮想化」です。これは、Linux PCに「VirtualBox」などの仮想化ソフトをインストールし、Windows PCの仮想マシンを作成して使う方法です。WindowsPCのデスクトップ画面がLinuxPCのデスクトップ画面上に表示される点は三つめの方法と同じですが、PCは1台で済みます(図2)。

図2 Ubuntu 22.04 LTSのデスクトップ上でWindows 10の仮想マシンを起動している画面
図2 Ubuntu 22.04 LTSのデスクトップ上でWindows 10の仮想マシンを起動している画面
[画像のクリックで拡大表示]