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メインに使っているパソコンのOSをLinuxにしたくても、使い慣れたWindows環境から完全に移行することに不安を感じる人は多いだろう。そこで、Windows環境を残しながらLinuxに引っ越す方法をまとめた。

 Ubuntuのデスクトップ環境「GNOME」は、「拡張機能」を追加することで自分好みにカスタマイズできます。追加できる拡張機能は公式サイト「GNOME Shell Extensions*A」で確認できます。Ubuntuでは、専用ツール「Extension Manager」を使ってインストールや設定などを管理できます。ここでは「ArcMenu*B」と「Dash To Panel*C」を使い、デスクトップをWindows 10風にカスタマイズしてみましょう(図A)。

図A 「Ubuntu 22.04 LTS」をWindows 10風にカスタマイズしたデスクトップ画面
図A 「Ubuntu 22.04 LTS」をWindows 10風にカスタマイズしたデスクトップ画面
GNOME拡張機能を使った。
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*A https://extensions.gnome.org/
*B https://extensions.gnome.org/extension/3628/arcmenu/
*C https://extensions.gnome.org/extension/1160/dash-topanel/

手順1 「Tweaks」と「Extension Manager」をインストール

 アプリケーション管理ツールの「Ubuntu Software」で検索してインストールしてください。なお、「Tweaks」はUbuntuの外観をカスタマイズするツールです。

手順2 アイコンとテーマを入手

 Windows 10風のアイコンとデスクトップテーマを入手します。最初に素材の保存先フォルダーを作成しておきます。ここではアイコンが「~/.icons」、テーマが「~/.themes」とします。

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 Linuxで利用できるアイコンやデスクトップテーマは、インターネット上*Dで配布されています。今回使うWindows 10風のアイコンは「https://github.com/B00merang-Artwork/Windows-10/releases/」、Windows10風のテーマは「https://github.com/B00merang-Project/Windows-10/releases」からWebブラウザーを使って最新版をダウンロードします。いずれも「Sourcecode(zip)」のリンクをクリックするとダウンロードが始まります。

*D 「GitHub」(https://github.com/)や「GNOME-LOOK.ORG」(https://www.gnome-look.org/)、「Pling.com」(https://www.pling.com/)などがあります。

 2022年9月末時点の最新版は、アイコンが「1.0」(2020年1月22日リリース)で、ファイル名は「Windows-10-1.0.zip」でした。テーマは「3.2.1」(2022年1月30日リリース)で、ファイル名は「Windows-10-3.2.1.zip」でした。いずれもzip形式なので、次のコマンドで先ほど作成した保存先フォルダーに展開します。

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手順3 アイコンとテーマを設定

 アプリケーションの一覧からTweaksを起動*Eし、メニューの「外観」にある次の2項目を設定します。一つは「テーマ」の「アイコン」で「Windows-10-1.0」を選択し、もう一つは「テーマ」の「Legacy Applications」で「Windows-10-3.2.1」を選択します。設定後はTweaksを閉じます。

*E 「ユーティリティ」グループにまとめられていることもあります。