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 ここでは、パソコンを中心に音楽を高音質で楽しむ「PCオーディオ」の魅力を紹介する。最初のステップとして音楽CDの取り込み(リッピング)から始め、次のステップでハイレゾに挑戦してみよう(図1)。

●CDやハイレゾ音源で良い音を聴く
●CDやハイレゾ音源で良い音を聴く
図1 手持ちの音楽CDをパソコンで楽しむなら、音質が劣化しないロスレスのFLACで取り込むのが王道。CDの音質を超えるハイレゾ音源の魅力を引き出すなら、基本的にはUSB DAC(ユーエスビーダック)という機器が必要だ
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 「今さらCD?」と思うかもしれないが、音楽メディアの主役を長年務めてきた音楽CDの音質は意外に高い。スペック上は、人間の耳で聴くのに十分なダイナミックレンジと音域がある。MP3などロッシーの音楽データに慣れ親しんだ人が、ロスレスによる音楽CD本来の音質で聴けば、その違いに気付くはずだ。

CDをロスレスで取り込み

 ロスレスにはいくつかの形式があり、主流はFLAC形式(図2)。ロスレスの難点はファイルサイズが大きくなることだが、近年は大容量ストレージが普及しているので、困ることは少ないだろう(図3)。

●フォーマットは「FLAC」が主流
●フォーマットは「FLAC」が主流
図2 パソコンで扱う主な音楽ファイルの形式。ハイレゾの音源としてはロスレスのFLACが主流だ。このほかSuper Audio CD(SACD)で使われるDSDも増えている
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●形式や音質でファイルサイズに格段の差
●形式や音質でファイルサイズに格段の差
図3 長さ5分の楽曲のファイルサイズの目安。音質によってサイズは大きく変わる。MP3は圧倒的に小さい。形式や音質によって異なるが、ハイレゾ音源はずっと大きくなる。DSDはさらに大きい
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 Windowsメディアプレーヤーでも、音楽CDをFLACでリッピングできる。しかし、ここでは機能が豊富な無料アプリ「MusicBee(ミュージックビー)」を使ってみよう(図4)。このアプリには、光学ドライブごとの特性に基づいた補正値を取得し、データベースを参照してエラーをチェックするという機能もある。さらに、ハイレゾ音源を高音質で再生できるのも長所だ。

●音楽CDを高音質で取り込む
●音楽CDを高音質で取り込む
図4 MusicBeeはFLACやMP3など幅広い形式に対応した無料の音楽再生・管理アプリ。CDの取り込みも可能で、自動でアルバム情報やアートワークも取得できる。ハイレゾ音源にも対応する。なお、DSDのネイティブ再生には非対応※
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※ DSDはPCMに変換して再生