広告非表示機能搭載の高速ブラウザー
Webページを開いたときにページや画像などの描画が遅い、広告が邪魔になって目的のコンテンツに中々たどり着けないなど、Webブラウザーを使っていて日々不満に思うことはないだろうか。そういうときは、画面描画が速く、広告を非表示にできるWebブラウザーに切り替えるのもありだ。
「Brave」は、広告非表示機能を備え、かつWebページの描画が高速なWebブラウザーだ。基本となる部分は「Chrome」や「Edge」と同じ「Chromium」を採用しており、セキュリティは高いとしている。BraveではChromeの拡張機能も動作するため、ほかのWebブラウザーから環境移行もしやすい(図1)。
広告非表示機能は標準で有効化されており、特に設定しなくても利用できる。広告非表示機能はアドレスバーから設定画面を開き、必要に応じて簡単にオフにできる(図2)。
Braveが通常のWebブラウザーと異なるのは、2種類のプライベートモードを持つこと。閲覧履歴を残さない通常のプライベートモードの機能に加え、Tor接続を使うことで接続元を隠ぺいする。接続の痕跡を追跡しにくくなるため、より強固なセキュリティを保てる(図3)。
Webページの描画速度は、体感で分かるほど高速だ。特に、画像描画や上下スクロールが速い。Webブラウザーの描画速度を測定するベンチマークサイトでChromeと比較したところ、結果は1割もBraveの方が良かった(図4)。