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HDDやSSDの健康状態を分析

 HDDやSSDといったストレージが壊れてしまうと、それらに保存していたデータも同時に失ってしまう。故障は突然発生するため予知はできないものの、それらが持つ診断情報を確認しておけば、故障の傾向はある程度は分かる。大切なデータを守りたければ、日ごろから診断情報を確認する習慣を身に付けておこう。

 「CrystalDiskInfo」は、HDDやSSDといったストレージが持つ「S.M.A.R.T.」という診断情報を基に、ドライブの健康状態を表示する(図1)。S.M.A.R.T.の各種エラー情報がある一定の値まで達すると、健康状態を「注意」や「危険」などと表示して、利用者に注意を促す。その時点では壊れているわけではないため、別のHDDやSSDにデータを待避させればよい(図2)。

●診断情報から各ドライブの健康状態をチェック
●診断情報から各ドライブの健康状態をチェック
図1 HDDやSSDが持つ「S.M.A.R.T.」という診断情報から、各種情報を表示する。ドライブの健康状態や利用時間、推定寿命などが分かるので、故障を予知しやすい
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●ドライブの健康状態に注目
●ドライブの健康状態に注目
図2 S.M.A.R.T.のエラーの値が一定以上の数に達すると、健康状態が「正常」から「注意」に(左)、さらにエラーが増えると「危険」に切り替わる。SSDの場合、推定寿命をパーセンテージで表示する(右)
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 SSDはフラッシュメモリーを採用する。高速で便利だが、書き込みがある一定量まで達すると劣化してしまう。劣化するとデータを記録できなくなってしまう。そこで各メーカーは、総書き込み量を定めており、その範囲内での利用を保証している。

 CrysyalDiskInfoでは、SSDの総書き込み容量も確認できる(図3)。また、それを基に推定寿命をパーセンテージで表示するため、現在の利用状況をつかみやすい。SSDの推定寿命が0%になってもすぐに壊れるわけではないが、0に達しそうなのであれば、データを別のHDDやSSDに退避させたり、新たなSSDに交換するなど、対策を検討しておいた方がよいだろう。

●SSDは「総書込量」に注目
●SSDは「総書込量」に注目
図3 SSDの仕様では「TBW」と呼ぶ総書き込み量が定められており、それを超えるとメーカーは保証外とすることが多い。SSDの場合「総書込量」が表示されるので、現在の書き込み量がTBWに達していないか確認できる
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