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プログラミング言語のPythonは広く使われるようになり、始めてみたい人も多いはずだ。しかし、Pythonには初心者がつまずきやすいポイントがいくつかある。そうしたポイントを、新人プログラマーAさんの具体的な悩みを解決する形で解説していこう。

(イラスト:森マサコ)
(イラスト:森マサコ)
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最速の「100万回の繰り返し処理」を書いてみた

 まだプログラマーになって日は浅いけれど、最近はPythonのことがわかるようになってきた。リストやタプルを使いこなせるし、for文もばっちりだ。そのことを先輩に話したら、「100万回の繰り返し処理のパフォーマンスを上げてみて」と言われた。パフォーマンスを示す代表的な指標は、「処理にかかる時間」らしい。とりあえず、100万回の繰り返し処理のプログラムを書いてみたよ。図1のコードだ。得意のfor文を使ってみた。

図1 100万回の繰り返し処理のプログラム
図1 100万回の繰り返し処理のプログラム
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 図1の1行目では、変数countの初期値に0を設定している。

 2行目が、for文による繰り返し処理だ。「range(0,1000000)」とすることで、0から始めて999999(1000000の1つ前)までの数を1つずつ取り出し、変数iに入れる。これによって100万回処理を繰り返すんだ。

 3行目が、繰り返す処理の内容だ。変数countに、繰り返しごとに1を足すようになっている。

 繰り返しが終了したら4行目のprint関数でcountを表示している。

 このプログラムを実行すると、コマンドプロンプトには「1000000」と表示された。これは正しい結果だ。実行結果が表示される速度も、コマンドを実行してから一瞬だった。先輩が言っていたパフォーマンスもこれなら十分だろう。これが最速のコードに違いない。