古いPCがWindows 11であれば、OneDriveを使ったファイルの引っ越し以外に、インストール済みアプリや設定内容なども引き継げる。「設定」の「アカウント」から「Windowsバックアップ」を開き、「同期の設定を管理する」をクリック。Windows 11にインストールしたアプリを引き継ぎたいなら、設定の「アプリを記憶」スイッチをオンにする。Windowsの設定やパスワード、言語設定、アクセシビリティー設定なども引き継ぐなら「自分の設定を保存する」スイッチをオンにしよう。
新しいPCをセットアップし、同じマイクロソフトアカウントでログインすればデータや設定を引き継げる。新しいPCでも「OneDrive」の「バックアップの開始」をクリックしておこう。
この方法を利用する場合は、自分で作成したファイルはすべて、「OneDrive」内もしくは「デスクトップ」「ドキュメント」「写真」フォルダーのどこかに保存している必要がある。それ以外の場所に保存されている場合は引き継がれないので注意すること。「ダウンロード」フォルダーや起動ドライブ以外の、例えば「D」ドライブを使っている場合は要注意だ。
バックアップしたいデータ容量がOneDriveの空き容量を超えている場合は、有料プランを契約する必要がある。「OneDrive Standalone 100GB」プランなら1カ月当たり229円(税込み、以下同)の年額2244円で100GBに増量できる。WordやExcelなどを利用できる「Microsoft 365 Personal」プランであれば、1カ月当たり1284円の年額1万2984円で、OneDriveの容量が1TBになる。