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 ルネサス エレクトロニクスは、ドイツ・ミュンヘンで開催中のエレクトロニクス国際展示会「electronica 2022」(2022年11月15~18日)において報道会見を同年11月16日に開いた。その中で、同社のVivek Bhan氏(執行役員 兼 オートモーティブソリューション事業本部副本部長)がSiCパワー半導体市場への参入を明らかにした(図1)。同社がSiCへの参入を公にするのは今回が初めてである。

図1 登壇したVivek Bhan氏
図1 登壇したVivek Bhan氏
(写真:日経クロステック)
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 ルネサスは成長に向けてパワー半導体に積極投資する姿勢を明確にしてきた*1。例えば、パワー半導体の生産ラインとして2014年に閉鎖した甲府工場(山梨県甲斐市)を2024年に再稼働させる計画である。同工場では12インチウエハーを使い、IGBTやパワーMOSを生産すると説明してきた。今回の会見においても、Bhan氏がスライドを使いながら、甲府工場の12インチラインで750/1200VのIGBTを造っていくことを説明した(図2)。続いてSiCに参入することを明らかにし、1200/1700VのSiCを提供すると語った。

図2 IGBTに続きSiCを提供
図2 IGBTに続きSiCを提供
スライドの右上でこっそり明らかにしている(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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