物価の高騰が止まらない今、通信費やネットサービス代などデジタル関連のコストを見直そう。さらに、大手ショッピングサイトでは1円でも安く購入し、100均グッズも上手に活用することで、節約しながらも快適なデジタルライフを送ろう。
使わないスマホの有料オプションを外す
SNSの投稿やメールのやり取り、チケットの予約、ちょっとした調べ物など、日常生活にスマートフォン(スマホ)は欠かせない。しかし、悩ましいのが毎月の負担額だ。MM総研が2022年1月に発表した調査結果によると、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルの4社におけるスマホ契約者の平均月額利用料は5146円。年に換算すると6万円以上の負担になる。
スマホ料金節約の第一歩として、まず手を付けたいのが有料のオプションサービス。通常は回線契約時やスマホ購入の際に、料金や端末を値引く条件として加入させられて、解約せずにそのままとなっているケースが多い。個々のオプションサービスは月額数百円程度だが、複数契約していると結構な金額になる。解約するには、公式のサポートページにアクセスする(図1)。
オプションを取捨選択する
有料オプションは、通話向けのサービスや情報サービス、コンテンツの使い放題、セキュリティ対策などさまざまな種類がある(図2)。解約する候補に挙げられるのは、留守番電話サービスや通話中の着信を受けられるキャッチホンといった通話向けのサービスと、音声アシスタントやカーナビなどの情報サービスだ。もし使っていない、またはサービス内容が料金に見合わないと感じるのであれば、即座に解約しよう。
一方で、慎重に検討したいのが端末補償サービスだ。月額数百円前後で、故障時の修理やデータ復旧、紛失時の交換といったサービス(一部免責あり)を公式ショップの窓口などで受けられる(図3)。修理や交換の費用は高額になりやすく、一度解約すると同じ端末では再加入できない。端末の買い替えや下取りをしない限りは解約しない方が賢明だ。