iOS 16でiPhoneのロック画面が多機能になる
【iOS】
見た目にも分かりやすいiOS 16のアップデートは、ロック画面の変化だろう。時刻を示すフォントとカラーをユーザーが変更できるようになり、ウィジェットを配置できるようになる(図1)。
これまではロック画面で日付と時刻、通知を確認できるのみだったが、ウィジェットからさまざまな情報を得られるようになる。カスタマイズ要素が少ないと言われることの多いiOSとしては大きな変化だ。また、Apple Watchで「コンプリケーション」を配置して、時刻以外のスケジュールや気温、天気予報といった情報を確認できるようにしているユーザーは多いが、iPhoneのロック画面もウィジェット対応によってApple Watchのような使い道が加わる。
積極的にロック画面を活用
ロック画面のカスタマイズのために「設定」を開く必要はなく、認証が解除された状態でロック画面を長押しするだけでカスタマイズ画面に素早くアクセスできる。ロック画面の見た目や、配置したウィジェットを簡単に変更できるように配慮されている点がうれしい。もちろん、カスタマイズすることなく、従来通りのシンプルなロック画面のままで使うこともできる。お薦めされたロック画面を選択したり、ユーザーの用途や嗜好からテンプレートとなるロック画面を選択したりといった手軽に使える「ギャラリー」機能も用意され、新機能を試しやすくなっている(図2)。