全1480文字
PR

iPadがこれまで以上にパソコン的に使える
【iPadOS】

 iPadには以前から「マルチタスク」と呼ばれる機能が搭載されているが、画面を2分割して2つのアプリを操作するといった使い方が基本になっていた。そのようなセットを複数(マルチ)作成し、作業(タスク)ごとに切り替えて操作する機能が、iPadの意味する「マルチタスク」だ。

 iPadOS 16でもこの考え方は変わらないが、画面が平面的な分割ではなく、「ステージマネージャ」と呼ばれる機能でサイズ可変のウインドウを最大4つ表示できる形になる(図1)。作成したセットは画面の左側にサムネイル表示され、タップで切り替える。

●パソコン感覚で使えるサイズ可変のマルチウインドウ
●パソコン感覚で使えるサイズ可変のマルチウインドウ
図1 1画面に最大4つのウインドウで作業できる「ステージマネージャ」(M1搭載機のみ)。タスクごとにワークスペースを切り替えながら使うと作業がより効率的になる
[画像のクリックで拡大表示]

 画面を2分割して利用する「Split View」や「Slide Over」はそのまま残り、3つめの表示方法としてステージマネージャが提供される。なお、ステージマネージャは「iPad Pro」や「同Air」などM1搭載機限定の機能のため、それ以外のモデルではこれまでと同様、Split ViewとSlide Overを用途に合わせて利用する。

パソコン的な要素を導入

 M1搭載機では外部ディスプレイを2つめのディスプレイとして利用し、iPadの内蔵ディスプレイとは異なる画面を表示できる(図2)。解像度は低い方から「文字を拡大」「デフォルト」「スペースを拡大」と3段階で調整可能になる(図3)。「スペースを拡大」を利用すれば、1画面に表示する情報量が増えるため、複数のウインドウを表示するステージマネージャ機能をより生かせる。

●外部ディスプレイが2つめのディスプレイになる
●外部ディスプレイが2つめのディスプレイになる
図2 iPadに接続した外部ディスプレイを2つめのディスプレイに設定し、解像度も独立してコントロールできる(M1搭載機のみ)
[画像のクリックで拡大表示]
●iPadの優位性を生かしてシステム、アプリがともに進化する
●iPadの優位性を生かしてシステム、アプリがともに進化する
図3 これまで、「iPhoneの大画面版」という趣が強かったiPadが、iPadOS 16で、システムとアプリともにパソコン的な要素を取り入れた進化を見せる。ただし、一部の機能はM1搭載機のみの対応となる
[画像のクリックで拡大表示]