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 マイクロソフトがウェブブラウザーのInternet Explorer(IE)のサポートを今年6月に打ち切ったことで、多くの利用者が後継のEdge(エッジ)へと移行した。しかし、操作性の違いなどから戸惑いの声が噴出している(図1)。Edgeが使いにくいと感じているなら操作性をIE風にすればよい。ここではEdgeのカスタマイズ術を紹介しよう。

図1 Internet Explorer(IE)のサポート終了に伴い、Edgeに乗り換えるユーザーが増えている。EdgeはIEと同じマイクロソフト製のブラウザーとはいえ、新しいタブを開くと「Microsoft Start」が表示され、ウインドウの右上端の「×」ボタンを押すとタブがすべて閉じるなどIEとは挙動が異なる部分も多い。ここでは、Edgeの操作をIEに近づけるためのカスタマイズの方法を解説する
図1 Internet Explorer(IE)のサポート終了に伴い、Edgeに乗り換えるユーザーが増えている。EdgeはIEと同じマイクロソフト製のブラウザーとはいえ、新しいタブを開くと「Microsoft Start」が表示され、ウインドウの右上端の「×」ボタンを押すとタブがすべて閉じるなどIEとは挙動が異なる部分も多い。ここでは、Edgeの操作をIEに近づけるためのカスタマイズの方法を解説する
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新規タブのサイトは変更不可!? 拡張機能で常にGoogleに

 特に不満が多いのはEdgeの新しいタブで開くサイトを「Microsoft Start」から別のサイトに変更できないことだ。Googleなどの好きなサイトが開くようにしたくても、現行バージョンでは変更するための設定が存在しない。

 そこで拡張機能の「New Google Tab」を使った裏ワザを試そう(図2)。インストールした拡張機能をオンにすると以降は新しいタブが常にGoogleで開く。

新しいタブを開いたときにGoogleを表示
新しいタブを開いたときにGoogleを表示
図2 新しいタブの画面をGoogleに変更するには拡張機能(アドオン)の「New Google Tab」を使う。提供ページでアドオンをインストールし、右上隅の「…」ボタンから「拡張機能」を選んで表示されたポップアップ画面で「拡張機能の管理」を押す。続く画面でNew Google Tabを有効化する(1)。以降はタブ欄にある「+」を押すとGoogleが開く(2)
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 Edgeのアドレスバーの左には初期状態で「ホーム」ボタンがないが、これは設定変更で追加できる(図3)。設定画面で「ツールバーに[ホーム]ボタンを表示」をオンにし、開くサイトのURLを登録する(図4)。

「ホーム」ボタンは設定変更で追加
「ホーム」ボタンは設定変更で追加
図3 Edgeは標準では「ホーム」ボタンがない。設定変更で追加することが可能だ
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図4 Edgeの設定画面を開くには、画面の右上隅の「…」ボタンをクリックして「設定」を選ぶ。Edgeの設定画面のメニューで「[スタート]、[ホーム]、および[新規]タブ」を選び、開いた画面で「ツールバーに[ホーム]ボタンを表示」をオンにする(1)。「ホーム」ボタンを押したときに開くサイトのURLを入力し(2)(3)、「保存」をクリックする(4)
図4 Edgeの設定画面を開くには、画面の右上隅の「…」ボタンをクリックして「設定」を選ぶ。Edgeの設定画面のメニューで「[スタート]、[ホーム]、および[新規]タブ」を選び、開いた画面で「ツールバーに[ホーム]ボタンを表示」をオンにする(1)。「ホーム」ボタンを押したときに開くサイトのURLを入力し(2)(3)、「保存」をクリックする(4)
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 Edgeでファイルをダウンロードすると問答無用で「ダウンロード」フォルダーに入る。IEのように毎回保存先を選べるようにするには(図5)、設定画面で「ダウンロード時の動作を毎回確認する」をオンにする(図6)。

ダウンロード時に保存先を選べるようにする
ダウンロード時に保存先を選べるようにする
図5 Edgeはファイルをダウンロードすると、そのファイルが自動的に「ダウンロード」フォルダーに保存される。それが嫌なら設定変更をして、ダウンロード時に保存先を選べるようにしよう
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図6 Edgeの設定画面のメニューで「ダウンロード」を選び、「ダウンロード時の動作を毎回確認する」をオンにする
図6 Edgeの設定画面のメニューで「ダウンロード」を選び、「ダウンロード時の動作を毎回確認する」をオンにする
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