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「音声アシスタントはかえって面倒」と敬遠していないだろうか? 今回はiPhoneの音声アシスタント「Siri」を使いやすくする設定、意外な使い方を紹介する。

 他の指示の仕方も紹介しよう。一つはiPhoneの背面をタップしてSiriを呼び出す方法だ。これには「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」とタップして表示された画面で「ダブルタップ」または「トリプルタップ」に「Siri」を割り当てる(図6)。

図6 「背面タップ」に「Siri」を割り当てておくと、iPhoneの背面を2回または3回タップでSiriを呼び出せる。サイドボタンの長押しが難しい場合に便利
図6 「背面タップ」に「Siri」を割り当てておくと、iPhoneの背面を2回または3回タップでSiriを呼び出せる。サイドボタンの長押しが難しい場合に便利
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 サイドボタンやホームボタンの長押しが難しい場合に役に立つ呼び出し方法だ。ただし、iPhoneがロック中は背面タップが認識されない。ホームボタン搭載機ではロック解除時に指紋認証でホームボタンに触れる必要があり、背面タップを使うとかえって面倒になる可能性がある。

声を出せない場面ではキー入力でSiriに指示

 声のほかに、キーボードをタイプしてテキストでSiriに指示する方法がある(図7)。声を出せない場所や、声では正確に認識されない場合にもSiriがスムーズに使えるようになる。

図7 「Siriにタイプ入力」をオンにすると、Siriを呼び出した際に「Siriにタイプ入力」フィールドが表示。キー入力でSiriに指示を出せる
図7 「Siriにタイプ入力」をオンにすると、Siriを呼び出した際に「Siriにタイプ入力」フィールドが表示。キー入力でSiriに指示を出せる
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 これには「設定」→「アクセシビリティ」→「Siri」とタップして表示された画面で「Siriにタイプ入力」をオンにしておく。すると、ここまで紹介してきたいずれかの方法でSiriを呼び出した際に、「Siriにタイプ入力」と表示されたテキスト入力フィールドとスクリーンキーボードが表示される。そのままキーボードから指示をテキストで入力すればよい。この設定をしてあっても、声による指示は引き続き受け付けられる。