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 「IT資格実態調査」を2022年9月から10月にかけて、日経BPの技術系サイト「日経クロステック」で実施。編集部が選んだ49種類のIT資格について、アンケート形式で保有状況や役立ち度合い、今後の取得意向を調べた。IT資格実態調査は2017年から毎年実施しており、今回は6回目に当たる。

AWS認定各種が「取りたい資格」で5連覇

 今回はIT資格の取得意欲を見る。アンケートで、49種類のIT資格の中から「これから取りたいと思うIT資格」を最大3つ選んでもらった。

 最も多くの回答を集めたのは「AWS認定各種(ソリューションアーキテクトなど)」で、364人の回答者のうち75人が取得したいと回答した。回答者全体に占める回答率は20.6%である。

これから取得したい資格
これから取得したい資格
「取得したい」という回答が10人以上だった資格を示した
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 2017年に実施した第1回IT資格実態調査での回答率トップは「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」で、AWS認定各種は9位だった。翌2018年の調査でトップに躍り出たAWS認定各種は、それから1度もその座を明け渡したことがない。今回で5連覇と、盤石な人気に支えられている。

 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は今回2位と、前回調査に比べて1つ順位を上げた。それと入れ替えに今回3位へ後退したのが、前回調査2位の「ITストラテジスト」である。

 「これから取りたい」という意欲の増減を、前回調査の結果と比較しよう。49種類のIT資格の中で取得意欲が最も後退したのは、「システム監査技術者」「ITストラテジスト」でマイナス3.8ポイントだった。その結果、システム監査技術者は前回の4位から12位へと順位を下げた。システム監査技術者は前回調査で最も取得意欲が伸びたことの反動か、一服感が見られる。

 その次にマイナス幅が大きいのは、「技術士(情報工学部門)」でマイナス3.0ポイントだった。順位は前回の8位から14位へダウンした。

 取得意欲が後退した資格のワースト3は、いずれも国家資格である。一方で取得意欲が大きく伸びたのも国家資格が中心だった。その理由には少し説明が必要だ。