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 「IT資格実態調査」を2022年9月から10月にかけて、日経BPの技術系サイト「日経クロステック」で実施。編集部が選んだ49種類のIT資格について、アンケート形式で保有状況や役立ち度合い、今後の取得意向を調べた。

保有率1位のAWSが2位にダブルスコア

 今回はITベンダーの認定資格(セキュリティー系を除く)に絞って、「保有している資格」「取得したい資格」を詳しく見る。

 保有しているITベンダー資格のトップは「AWS認定各種(ソリューションアーキテクトなど)」で、今回初めて首位に躍り出た。2021年の前回は1位だった「オラクル データベース分野(ORACLE MASTER、認定MySQLなど)」を抜き去り、他資格を一気に引き離して断トツのトップだ。今回2位に下がったオラクル データベース分野とは、回答数で66対33とダブルスコアの差が付いた。

保有しているITベンダー資格
保有しているITベンダー資格
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 「保有している」という回答者の割合を示す「回答率」を見ると、AWS認定資格は前回の12.3%から今回20.7%へ伸びた。一方のオラクル データベース分野は前回の14.1%から10.3%へと減少。AWS認定資格の伸びが突出している。

 3位に入った「シスコ ルーティング&スイッチング分野(CCNA/CCNP/CCIE)」の順位は前回と変わらない。4位には「マイクロソフト クラウド分野(Cloud Platform、Linux on Azure)」が入った。前回の5位から、「マイクロソフト サーバー分野(Windows Serverなど)」を抜いて1つ順位を上げた。マイクロソフトの関連資格だけを見ても、クラウドシフトの本格化がうかがえる。

 前回に比べて回答率が最も上がったのは、AWS認定各種でプラス8.4ポイント。「マイクロソフト クラウド分野(Cloud Platform、Linux on Azure)」「オラクル 開発分野(認定Javaプログラマなど)」がプラス0.9ポイントでそれに続く。

 一方、回答率が最も下がったのは、オラクル データベース分野でマイナス3.7ポイントだった。シスコ ルーティング&スイッチング分野がマイナス2.3ポイント、マイクロソフト サーバー分野がマイナス2.0ポイントで続き、老舗ベンダー定番資格の保有率が後退傾向にある。