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 技術士の総合技術監理部門の必須科目のうち、択一式は筆記試験の配点の50%を占めています。2022年度も5肢択一式の形で合計40問が出題されました。試験時間は2時間です。合格基準も例年通り、択一式と記述式との合計で60%以上となっています。

 5つの選択肢の中から最も適切なもの、または最も不適切なものを選んで解答します。40問全てに解答しなければならないので、2時間の試験時間に余裕はありません。

 全技術部門を対象とした試験なので、出題範囲は非常に広く、建設産業ではなじみのない分野からの設問も数多く含まれています。

 総合技術監理部門で扱う以下の5つの管理技術の順に、8問ずつ出題されます。

  • (1)経済性管理
  • (2)人的資源管理
  • (3)情報管理
  • (4)安全管理
  • (5)社会環境管理

 特に(3)情報管理や(5)社会環境管理では最新の情報が出題されます。過去の問題を勉強するだけでは太刀打ちできません。最新の情報を確認しておきましょう。

 22年度の17問目のデータ分析ではネットショップの顧客分析やスーパーマーケットの最寄り駅からの距離と売上金額との関係、19問目ではサーバーのMTBF(平均故障間動作時間)といった題材が取り上げられていました。建設分野の受験者では単語すら聞いたことがないような出題が何問もあり、難関です。情報管理や社会環境管理の分野で、何問正解できるかで合否が決まるといってもいいでしょう。