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 メールをやりとりするには、セットアップ済みのメールクライアントが必要になる。普段使っているパソコンならセットアップ済みのメールアプリを使えばよいが、そのパソコンが手元になかったり壊れてしまったりしてメールを開けなくて困ったという経験をしたことはないだろうか。そのようなときに、活用したいのがWebメールだ。

 WebメールはWebブラウザーを使ってやりとりできるメールクライアントで、どのパソコンでもすぐに利用できる。米Google(グーグル)の「Gmail」や米Microsoft(マイクロソフト)の「Outlook.com」、ヤフーの「Yahoo!メール」などがある。この3つのWebメールは機能が多く、安定していて、しかも無料だ。とはいえ、Webメールもセットアップが必要。いつものパソコンにトラブルが発生するなど、まさかのときでもすぐ使えるように、事前にセットアップしておこう。

外部メールにも強力なフィルター機能を適用できるGmail

 Webメールを利用するには、まず各事業者のアカウントを作成する必要がある。Webメールの設定は各アカウントに保存される。一度設定しておけば、Webブラウザーで開いてログインするだけですぐに使える。

WebメールはWebブラウザーを使ってやりとりできるメールクライアント。いつものパソコンが使えない状況で便利。画面は米Googleの「Gmail」
WebメールはWebブラウザーを使ってやりとりできるメールクライアント。いつものパソコンが使えない状況で便利。画面は米Googleの「Gmail」
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 まずはグーグルが提供するGmailから見ていこう。Gmailの利用にはGoogleアカウントが必要になる。Googleアカウントを作成するときに、Gmailのメールアドレスをもらえる。このアドレスのメールは設定しなくてもGmail上ですぐにやりとりできる。

 GmailはGmailのアドレス以外の外部メールアドレスにも対応する。Gmailが備える強力な迷惑メールフィルターは外部のメールにも適用できるので便利だ。

 外部メールアドレスを受信するには、「設定」の「すべての設定を表示」にある「アカウントとインポート」を開く。その中の「他のアカウントのメールを確認」から「メールアカウントを追加する」を選ぶと、メールアドレスの追加画面が表示されるので、そこにGmailで読み書きしたいメールアドレスを入力する。

Gmailは設定でメールアドレスを追加することで、Gmail以外のメールアドレスのメールも読み書きできる
Gmailは設定でメールアドレスを追加することで、Gmail以外のメールアドレスのメールも読み書きできる
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 Gmailで外部のメールを読み取る方法は、独自の「Gmailify」とPOP3の2種類の方式が用意されている。Gmailifyは外部アドレスのメールをGmailのアドレスのメールと同様に扱う。受信したメールをサーバーに残すので、IMAPのように管理できる。

 ただ、Gmailifyを利用できるのは、OutlookやYahoo!メールなど一部のメールアドレスに限られる。それ以外のメールアドレスは、POP3を使うしかない。POP3の場合、初期設定ではGmailがメールを受信するとメールサーバーからメールを削除してしまう。ほかのメールアプリでメールを読み出すときに支障が出るため、設定時に「取得したメッセージのコピーをサーバーに残す」にチェックを入れておく。

 受信方法を設定したら、パスワードやサーバーなど、メールの受信に必要な設定を入力すると、Gmailで外部のメールを受信できるようになる。この機能で受信したメールはGmailのメールボックスに表示される。設定時に「受信したメッセージにラベルを付ける」にチェックを入れておくと、Gmailのアドレスに届いたメールと区別しやすい。

 Gmailから外部メールアドレスを送信元としてメールを送信したいときは、設定の「アカウントとインポート」にある「名前」から「他のメールアドレスを追加」を選んで追加する。画面の指示に従い確認メールを送信した後、そのメールに記載されたURLをクリックするとメールアドレスの追加が完了する。あとは、メールを送信するときに差出人のメールアドレスを外部メールアドレスに変更すればよい。