全米民生技術協会(CTA)が主催する世界最大のテクノロジー見本市「CES 2023」が、米国・ラスベガスで2023年1月5~8日に開催される。3年ぶりの本格的なリアル開催で、世界173カ国から3000社以上が出展する。

CES 2023
目次
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パナソニックG小川CTO、「ペロブスカイト太陽電池を4桁億円事業に」
パナソニックホールディングスは2023年1月に開催されたテクノロジー見本市「CES 2023」(2023年1月5~8日、米ラスベガス)で、同社が2022年に発表した新たな環境コンセプト「Panasonic GREEN IMPACT」を改めてアピールし、ブースでの展示も環境対策技術を中心に据えた。
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土から発電でジャングルでも通信可能に、日本発衛星IoT計画が始動
2023年1月、国際宇宙ステーション(ISS)から1機の人工衛星が宇宙空間に放出された。「OPTIMAL-1」と名付けられたその衛星は、サイズがCubeSat(キューブサット)規格で「3U」(寸法は10cm×10cm×34cm、重さ3.9kg)という、超小型の国産品である。
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CESで見えたクルマの新トレンド、自動運転・EV化はもはや前提
2023年1月に米国ラスベガスで開かれた「CES 2023」では、自動運転技術に代表されるクルマの知能化を打ち出した展示が目立った。具体的には自動車メーカー(OEM)や1次サプライヤー(Tier1)による「レベル3」以降の自動運転車両の発表、新型のLiDAR(レーザーレーダー)、車載ECU(電子制…
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船舶に「CASE」の波、電動化や自律航行が加速
自動車分野で起きている「CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)」の動きが、船舶分野にも及んでいる。中でも、「レクリエーションボート(プレジャーボート)」と呼ばれるような、娯楽用の小型船舶で盛んである。自動車向けで培ったCASE向け技術が船舶分野でも生かせそうだ。
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CESで超軽量HMDや簡単CGモデル制作、日本企業がメタバースで存在感
他の参加者と自分のアバター(分身)を介して交流したりできるインターネット上の3次元(3D)仮想空間「メタバース」。経済活動の場としても大きな可能性を秘めているが、世の多くの人にとってはいまだに参加の敷居は高い。
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クアルコムが車載半導体で攻勢、CESで存在感
2023年1月に開催されたテクノロジー見本市「CES 2023」で目立っていたのは、完成品メーカーよりも半導体メーカーだった。さまざまな分野でエレクトロニクス化やデジタル化が進むなか、半導体が今後ますます重要になることを印象づけた。特に米Qualcomm(クアルコム)の勢いは際立っている。
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飛行船も電動化、フランス新興が26年に物流用で操業へ
飛行船にも電動化の波が押し寄せている。取り組むのはフランスのスタートアップ(新興)企業Flying Whales(フライングホエールズ)だ。貨物輸送用の電動飛行船を2026年ごろに操業させることを目指している。
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「リモートからの参加者を疎外させない」、米キヤノンの遠隔会議システムがCES 2023で人気
「リモート会議はリアル会議と比べて生産性や発想の面では課題が多い」。そんな悩みに直面していた米Canon U.S.A.(キヤノンUSA)は、オフィスとリモートのハイブリッド会議ソリューション「AMLOS(Activate My Line of Sight)」を「CES 2023」(2023年1月5…
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シャープが世界最軽量狙うVRゴーグル、核にアップルも認めるレンズ技術
「目標は世界最軽量で、軽さを追求する。持ち運びができてスマートフォン(スマホ)のように気軽に使えるという提案を通じて、日常にXRの世界を持ち込みたい」(シャープ通信事業本部新規事業推進部課長の岡本卓也氏)
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CES 2023で人だかりができた光触媒ベンチャー「カルテック」、世界への挑戦
「CES 2023」(2023年1月5~8日、米国ラスベガス)のベネチアン・コンベンション&エキスポセンター(旧サンズ・エクスポ&コンベンション・センター)にブースを構えた日本の光触媒ベンチャー「カルテック」(大阪市)の展示が人気を博していた。
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有機ELパネルの王者LGと新進気鋭サムスン、CES 2023は「高輝度」でつばぜり合い
有機ELパネルの進化の方向はずばり「高輝度」にある。2023年はどうなるか。それを占う上で見逃せないのが「CES 2023」(2023年1月5~8日、米国ラスベガス)で明らかになった韓国2大有機ELパネルメーカーによる最新の輝度向上対策である。LGディスプレイ、サムスンディスプレイの順にリポートす…
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NVIDIAがゲーム用新GPU、クリエーター経済も狙う
米NVIDIA(エヌビディア)は、ゲーム用GPU(画像処理半導体)の新製品を発表した。高画質の最新ゲームを低消費電力でプレーできる。安価な点も特徴にうたう。
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AMDがIntelをまたリード、HPC向けx86 MPU・GPU統合型プロセッサー
米AMD(Advanced Micro Devices)のChair and CEOのLisa Su氏はCES 2023の基調講演で、開発中のHPC(High Performance Computing)/AI(人工知能)向け統合型プロセッサー「Instinct MI 300」を披露した。1つのパ…
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庫内がはっきり見える電子レンジ、透過率99%の導電性フィルムで実現
カナダのスタートアップMETA MATERIALS(メタマテリアル)は、「CES 2023」(2023年1月5~8日、米国ラスベガス)に、透過率が最大99%で視認性の高いのぞき窓を持った電子レンジを出展した。同社が特許を保有する「NANOWEB」という透明導電性フィルムを使うことで実現したという。
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グーグルもサムスンもCESで「Matter」、スマートホームは使い勝手競争へ
「CES 2023」(2023年1月5~8日、米国ラスベガス)の会場で、あちらこちらで目にしたロゴがある。米Connectivity Standards Alliance(CSA)が仕様の「1.0版」を2022年10月に発表した、スマートホームの新通信規格「Matter(マター)」である。
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AIやセンサーで食品ロスを削減、培養肉は大量生産へ
2023年1月に開催されたテクノロジー見本市「CES 2023」では、AI(人工知能)技術やセンシング技術による食品ロス削減の取り組みが目立った。細胞培養技術で作る培養肉への関心も高い。背景には、食料不足への懸念やSDGs(持続可能な開発目標)達成への活動強化などがある。
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CESの主役は農業・食品技術に、自律的な農機・ロボットで食料不足を解消
世界的な食料不足の懸念に対し、農業・食品分野に新技術を導入して解決を目指す取り組みが盛んになってきた。2023年1月に開催されたテクノロジー見本市「CES 2023」では、農業機械の自律化や電動化、新しいロボットなどが関心を集めた。
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「香り」のウエアラブル端末で視聴体験をもっとリアルに、瞑想への応用も
アロマジョイン(京都市)は2023年1月5日から8日(米国時間)に開催されたテクノロジー見本市「CES 2023」で、動画視聴中やメタバース体験中などに様々な香りを任意のタイミングで出せる個人向けプラットフォーム「AromaPlayer」と、香りを発生させるウエアラブル端末を発表した。
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ZFがCESでレベル4の自動運転シャトルバス、米国で数千台展開へ
テクノロジー見本市「CES 2023」(2023年1月5~8日、米国ラスベガス)の開催前日の同年1月4日に開かれたプレスカンファレンスで、最も多くの注目を集めた1社がドイツZFである。同社は自動運転「レベル4」対応の電動シャトルバスを初公開した。
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ソニー・ホンダ川西社長をCESで直撃、「LiDAR1個の理由」「車載OSは」
ソニー・ホンダモビリティは「CES 2023」(2023年1月5~8日、米国ラスベガス)で、EV(電気自動車)の新ブランド「AFEELA(アフィーラ)」を発表し、そのプロトタイプを初披露した。2025年内に発売し、2026年春に北米で納車開始を目指す。
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