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 日本マイクロソフトが提供する「Office on the web」は、Webブラウザー上で利用できる「Office」だ。以前、「Office Online」と呼ばれていたサービスの名称が変更された。

 “無料のOffice”と聞くと、互換アプリを頭に浮かべる人も多いだろう。互換Officeは昔のバージョンのようなデザインが多いが、Office on the webはマイクロソフト自身のサービスということもあり、見た目は最新のOfficeそっくりだ(図1)。

Office on the webとは何か?
Office on the webとは何か?
図1 「Office on the web」は、Webブラウザー上で利用できるOfficeのこと。見た目はインストール版とあまり変わらないが、クラウドサービスならではの特徴を備える
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 便利なのが、Webブラウザーにログインするだけで使える点(図2)。インストールすら不要なので気軽に試せる。作成したファイルは「OneDrive」に保存するのが基本。パソコンのストレージをほとんど消費することなく運用できる。

図2 アプリの起動やファイルの管理もWebブラウザー上でできる。本稿は「Edge」を前提に説明していくが、「Chrome」などでも同様に利用できる
図2 アプリの起動やファイルの管理もWebブラウザー上でできる。本稿は「Edge」を前提に説明していくが、「Chrome」などでも同様に利用できる
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 機能は限られるが、集計表や案内状などを作成するには十分。第三者とファイルを共有するのもお手のものだ(図3)。

Office on the webの特徴
Office on the webの特徴
図3 基本的に無料で使える。加えて、ファイルの共有も非常に便利だ。高度な使い方には向かないが、一般的な使い方なら仕事やプライベートでも十分役に立つ
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