地方銀行の勘定系システム共同化に変化の波が押し寄せている。きっかけは、広島銀行が日本IBMからNTTデータのシステム共同化に乗り換えると決めたことだ。中四国のトップバンクの決断は、地銀向けのシステム共同化を手掛けるITベンダーの勢力図を塗り替えるインパクトを秘める。現在、10以上の共同化陣営が乱立している状況だが、陣営をまたいだ連携を模索する動きも出てきた。

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