画像生成AIの最新技術を盛り込んだ「Stable Diffusion」がオープンソースで公開されている。個人のPCでも動かせるので、使い方を紹介する。
前回はStable Diffusionを中心に画像生成AIの説明をしてきました。ここからは実際の動かし方を説明していきます。
実際に、自分で画像生成を体験すると、思ったように画像が生成できなかったり、逆に思いもかけない素晴らしい作品が生まれたり、クリエイティビティーが刺激されると思います。
これは、見聞きするのと体験するのでは、大きく変わってきます。画像生成AI技術に興味を持たれた方は、ぜひまずは手軽な方法で体験してみることをお勧めします。
お薦めの動かし方は3種類
Stable Diffusionを体験する方法は、数多くあります。LINEやスマートフォンアプリで手軽に使用できるものもありますが、その多くは回数に制限があるため、本格的に試すには少しもの足りないのではないかと思います。
ここでは、本格的にStable Diffusionを動かす方法として、次の三つの方法を紹介していきたいと思います。
- (1)Memeplexで動かす
- (2)Google Colabで動かす
- (3)ハイスペックなPCで動かす
後の方ほど、セットアップの難易度は高いですが、自由度も高くなります。
Memeplexを使用
手軽に動かす方法としてオススメなのは、清水氏が開発しているWebサービス「Memeplex」(https://memeplex.app/)を使うというものです。Googleアカウントさえあれば、執筆時点では、無料かつ無制限で使用が可能です(生成時間は、サーバー負荷に応じて変動します)。日本語にも対応していて、簡単に画像が生成できます(図5)。
その上、清水氏の精力的な開発で、Stable Diffusionの最新機能や、新しいモデルなどもどんどん組み込まれてアップデートしています。