
2023年版 技術士第二次試験 建設部門 合格指南
目次
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5―2 分かりやすい文章を書くために
1つの文は原稿用紙3行以内(70文字程度)を目安に構成します。
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5―1 文章作成のルール
第二次試験の必須科目や選択科目は、いずれも長文の答案の作成が求められます。したがって、技術士にふさわしい知識や経験などがあったとしても、それを文章で表現できなければ合格できません。ここで必要なのは、伝えるべき内容を読み手にきちんと伝えるための文章作成に関するスキルです。
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建設環境
4―4 科目別の出題予測とポイント
建設環境には、騒音や振動などの「生活環境」と生態系などを対象とした「自然環境」の大きく2つの分野があり、さらにそれぞれ計画と設計、施工に分かれます。以下の表は、2016年度から22年度までの7年間の出題概要です。II―1は4問から1問を、II―2とIIIは2問からそれぞれ1問を選択する形です。
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施工計画
4―4 科目別の出題予測とポイント
施工計画は品質や工程、安全、原価、計測など施工全般に関わる管理を中心に、調査・計画や入札・契約、防災・減災、環境関連の分野からも出題されています。以下に示す表は、2016年度から22年度までの7年間の出題概要です。22年度のII―1では例年、安全管理に関する問題が出ています。
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トンネル
4―4 科目別の出題予測とポイント
トンネルには大きく分けると山岳、シールド、開削の3つの分野があります。以下の表は2016年度から22年度までの7年間の出題概要です。専門知識や応用能力を問うIIの論文では、出題の約半分を山岳トンネルの分野が占めています。22年度も同様でした。開削トンネルとシールドトンネルの分野の出題は少なく、これ…
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鉄道
4―4 科目別の出題予測とポイント
鉄道には大きく分けると計画、設計、施工、維持管理の4分野があります。以下は2016年度から22年度までの7年間の出題概要です。II―1は4問から1問を、II―2とIIIは2問からそれぞれ1問を選択する形です。
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道路
4―4 科目別の出題予測とポイント
道路には大きく分けると計画、設計、施工、舗装の4分野があります。下の表では、2016年度から22年度までの7年間の出題概要を4分野に分類して示しました。II―1は4問から1問を、II―2とIIIは2問からそれぞれ1問を選択する形です。
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電力土木
4―4 科目別の出題予測とポイント
電力土木には大きく分けると計画、設計、施工、維持管理の4つの分野があります。以下に示す表は、2016年度から22年度までの7年間の出題概要です。19年度の改正以降、II―1は4問から1問を、II―2とIIIは2問から1問をそれぞれ選択する形です。
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港湾空港
4―4 科目別の出題予測とポイント
港湾空港は大きく分けると、計画、設計、施工、維持管理の4つの分野から出題されています。下の表は、2016年度から22年度までの出題概要です。II―1は4問から1問を、II―2とIIIはいずれも2問から1問をそれぞれ選択して解答する形です。
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河川砂防
4―4 科目別の出題予測とポイント
河川砂防は、受験者の専門性から河川、砂防、海岸・海洋の3つに大別できます。河川の分野には治水計画や利水計画、治水施設や河川構造物などが、砂防には地すべり防止などが、海岸・海洋には海岸の保全計画や海洋構造物などがそれぞれ含まれています。各分野ともに計画、設計、施工を対象としていますが、計画や設計に関…
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都市計画
4―4 科目別の出題予測とポイント
都市計画は多くの分野から成り立っています。そこで、本書では過去の出題傾向と受験者の実際の業務内容に配慮して、出題領域を主に「公園・緑地」、「環境」、「交通」、「防災・減災」、「都市運営(マネジメント)」、「(中心市街地など特定の)市街地整備」、「(都市全体を対象とした)都市の再構築」の7つに分類し…
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鋼コンクリート
4―4 科目別の出題予測とポイント
鋼構造には大きく分けて設計(材料を含む)、製作、施工、維持管理の4つの分野があります。以下の表は2016年度から22年度までの7年間の出題概要です。出題内容は受験者が上記のどの分野に属していても対応できるよう配慮されていますが、出題数が少ないために選択肢は限られます。
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土質基礎
4―4 科目別の出題予測とポイント
土質基礎は業態によって調査、設計、施工の分野に大別できます。下の表は、2016年度から22年度までの7年間の出題概要です。
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4―4 科目別の出題予測とポイント
4―1~4―3節では、建設部門の選択科目全体に共通する論文への取り組み方について説明しました。この4―4節では全11科目について、より具体的な形でテーマや出題内容、解答のポイントなどをそれぞれ整理しています。
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4―3 勉強方法
出題テーマは予測しにくく数も多いので、勉強範囲をある程度、絞る必要があります。できるだけ出題確率が高く、かつ、出題文が多少変わっても解答できる可能性が高いものに絞りましょう。出題確率が高いテーマとは、時事的なテーマです。解答できる可能性が高いテーマとは、受験する選択科目でこれまでに出題されてきた範…
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4―2 論文構成と記述内容
選択科目によって多少異なりますが、論文の構成や記述内容にはいくつかのパターンがあります。そこで、この4―2節では2022年度の出題例を挙げながら、解答する枚数や題意が異なるII―1とII―2、IIIの3つの論文について、構成や記述内容をそれぞれ説明します。これらのパターンに沿って論述できるように練…
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4―1 選択科目の出題形式
選択科目の論文は、表4.1に示すように2種類の論文から成ります。1つは、受験する選択科目に関する「専門知識および応用能力」を問う論文(選択科目II)で、600字詰め用紙で3枚に記述します。
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3―3 出題テーマの予測と論文例
必須科目は、時流を踏まえたテーマが出題されます。少なくとも以下の4つについては答えられるように準備しておいてください。
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3―2 論文のまとめ方
ポイントは、解決策の書き方です。本来、出題テーマの課題に見合う解決策をすべて答えたいところですが、小問(2)の時点で最も重要な課題1つに論点を絞らされてしまいます。すなわち、小問(1)で課題を細分化しすぎると、そこから1つを選んだ際に、記述できる解決策が限られてしまうのです。よって、まずは解決策か…
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3―1 出題の内容と形式
必須科目の論文は、建設部門全般に共通するテーマについて問われます。第1章でも触れたように、出題数は2問で、1問を選んで600字詰めの答案用紙3枚に2時間で解答します。2022年度の出題は「DXの推進」と「低炭素政策」の2問で、予想通りのトレンディーなテーマでした。(1)~(4)の小問を含めた出題内…