グーグルが運営する「Gmail(ジーメール)」は、主にブラウザーでやり取りを行うウェブメールサービスの1つ。無料で作成できるGoogleアカウントがあれば、誰でも利用できる。
独自路線を行くGmailが「統合レイアウト」でさらに進化
独自のメールサーバーを使うGmailには、プロバイダーやほかのウェブメールサービスとは違うさまざまな特徴がある。受信メールをパソコンにダウンロードするPOP方式がプロバイダーメールの主流であり、メールはサーバー側に残らないのが一般的だ。しかしGmailでは、サーバー内のデータを表示するだけで、メールのデータはサーバーに残る(図1)。そのため、パソコンでもスマホでも、Outlookなどのメールアプリでも、同じようにメールを表示でき、未読か既読かも確認できる(図2)。
POPではなくIMAP方式を使えば、プロバイダーメールでもサーバー側でメールを管理できるが、Gmailの特徴はそれだけではない(図3)。なかでも重要なのが安全性だ。悪質なメールのブロック機能や不正アクセスへの対処など、Googleサービス全体で提供する強固なセキュリティには定評がある。