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 グーグルが運営する「Gmail(ジーメール)」は、主にブラウザーでやり取りを行うウェブメールサービスの1つ。無料で作成できるGoogleアカウントがあれば、誰でも利用できる。

独自路線を行くGmailが「統合レイアウト」でさらに進化

 独自のメールサーバーを使うGmailには、プロバイダーやほかのウェブメールサービスとは違うさまざまな特徴がある。受信メールをパソコンにダウンロードするPOP方式がプロバイダーメールの主流であり、メールはサーバー側に残らないのが一般的だ。しかしGmailでは、サーバー内のデータを表示するだけで、メールのデータはサーバーに残る(図1)。そのため、パソコンでもスマホでも、Outlookなどのメールアプリでも、同じようにメールを表示でき、未読か既読かも確認できる(図2)。

図1 メール受信の簡易的な流れ。Gmailはメールサーバーと同期することでメールを表示する。メールアプリの場合、POPかIMAPというプロトコル(通信手段)を使う。POPでは一般的にメールデータをサーバーからダウンロードするが、IMAPの場合は同期するだけなのでGmailと動作が似ている
図1 メール受信の簡易的な流れ。Gmailはメールサーバーと同期することでメールを表示する。メールアプリの場合、POPかIMAPというプロトコル(通信手段)を使う。POPでは一般的にメールデータをサーバーからダウンロードするが、IMAPの場合は同期するだけなのでGmailと動作が似ている
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場所やアプリの自由度が高いGmail
場所やアプリの自由度が高いGmail
図2 サーバーでメールの管理を行うGmailでは、ウェブブラウザーだけでなく、スマホなどのGmail用アプリや、Outlookなどのメールアプリからもメールの読み書きができる
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 POPではなくIMAP方式を使えば、プロバイダーメールでもサーバー側でメールを管理できるが、Gmailの特徴はそれだけではない(図3)。なかでも重要なのが安全性だ。悪質なメールのブロック機能や不正アクセスへの対処など、Googleサービス全体で提供する強固なセキュリティには定評がある。

Gmailを使う7つの利点
Gmailを使う7つの利点
図3 Gmailを使うメリットを7つ挙げた。複数端末からのアクセスはIMAPでも可能だが、Gmailならではのメリットも多い
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