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メールを出す、返信するという操作では、いかに入力の手間を省くかがポイントだ。「スマートリプライ」を使うと、『「返信」ボタンを押してひと言書く』までの作業がワンクリックで済む(図1)。といっても、返信の内容は受信メールによって変わる。この機能ではAI(人工知能)を利用して受信メールの内容を読み解き、返信の候補を表示してくれる。
「スマートリプライ」で返信の言葉を一発入力
図1 簡単な返事を出したいときには、受信メール最下段に表示される3つの候補から選択する(1)。すると、その文字列が入力された返信作成画面が開くので、必要に応じて書き足して返信すればよい(2)(3)
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スマートリプライがGmailに搭載されたのは2017年のことだが、その後進化をとげ、2022年9月にはスペイン語、フランス語、ポルトガル語にも対応(図2)。利用範囲が広がりそうだ。スマートリプライが表示されない場合は、設定でオンに切り替えよう(図3)。
図2 スマートリプライに表示される候補は、受信メールの内容や、Googleサービスで普段使っている文章などによって変わる。2022年9月以降は、スペイン語、フランス語、ポルトガル語にも対応した
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スマートリプライのオン/オフを切り替え
図3 Gmailの「設定」をクリックし、「すべての設定を表示」を選択する(1)(2)。「全般」タブで「スマートリプライ」と「スマート機能とパーソナライズ」のオン/オフを指定する(3)~(6)
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送付状などの定型文を、入力ミスなく作成するにはテンプレートを使えばよい。テンプレートを使えるように設定を変更する(図4~図6)。定型文をテンプレートとして保存し、メール作成時に開いて使用する(図7)。
定型文は「テンプレート」に登録して再利用
図4 図3上の要領でGmailの設定画面を表示する。「詳細」をクリックし、「テンプレート」をオンにして(1)(2)、最後に画面下部にある「変更を保存」をクリックする
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図5 メール作成画面でテンプレートとして登録したい文章を入力する(1)。右下の3点ボタンから「テンプレート」→「下書きをテンプレートとして保存」→「新しいテンプレートとして保存」と選択する(2)~(5)
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図6 最初の行がテンプレート名として表示されるので、必要に応じて書き換え、「保存」を押す(1)(2)
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テンプレートを使って楽々作成
図7 保存したテンプレートを使うには、メール作成画面で右下の3点ボタンを押し、「テンプレート」から使用するテンプレートを選ぶ(1)~(4)。登録したテンプレートの内容が入力されるので(5)、必要に応じて修正して送信する
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