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 大事な用件を知らせるメールもあれば、メルマガやSNSからの通知など、急を要さないメールもある。受信メールで重要なのは、いつ読んでも問題のないメールの中に、すぐに対処すべきメールを埋もれさせないことだ。

振り分けにはタブを利用 カテゴリー分けで効率アップ

 受信メールをカテゴリーに応じて自動振り分けしてくれるのが、Gmailの特徴の1つ。初期設定では、「メイン」「プロモーション」「ソーシャル」の3つのタブで振り分けが行われる(図1)。

カテゴリーごとのタブに自動振り分け
カテゴリーごとのタブに自動振り分け
図1 Gmailでは、初期設定で「メイン」「ソーシャル」「プロモーション」という3つのタブが表示される。「ソーシャル」はSNS用、「プロモーション」は広告メール用のカテゴリーであり、そのほかのメールは「メイン」に表示される
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 「メイン」タブは、仕事関係やプライベートなメールなど、一般的なメールを表示するタブ。「プロモーション」タブに入るのは、マーケティング関連のメール。セールのお知らせやクーポンといったショップからのメール、関心があると判断されたトピックのメール、社会的・政治的運動などに関するメールなどがここに分類される。「ソーシャル」タブにはSNSや口コミサイト、YouTubeのようなメディア共有サイトからのメールなど、ソーシャル系ウェブサイトからのメールが分類される。重要なメールは主に「メイン」タブに表示されると考えてよい。

 Gmailのカテゴリー分けはかなり正確だが、ほかのタブに分類されてしまうメールもある。定期的に振り分けられたメールを確認し、間違って分類されたメールは、手動で正しいタブにドラッグする(図2)。表示される確認画面で「はい」を選べば、以降、同じ差出人からのメールは、指定したタブに表示されるようになる。

タブの振り分け方法は自分で調整
タブの振り分け方法は自分で調整
図2 タブの振り分けを変更したいメールを選択し、表示させたいタブまでドラッグする(1)。ウインドウ左下に表示されるメッセージで「はい」を選ぶと、以降は同じ宛先からのメールが指定したタブに分類されるようになる(2)
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 「メイン」タブには、ほかのタブに振り分けられなかったメールがすべて表示されるため、まだ多くのメールが残っているかもしれない。Gmailには、「新着」と「フォーラム」というタブもあるので、必要に応じてカテゴリーを増やすとよい。

 特に「メイン」タブの通数を減らすのに効果的なのが「新着」タブだ。オンラインショッピングで買い物をすると、領収書や明細といった自動送信メールが届く。「新着」タブには、こうした自動生成される通知メールが分類される(図3)。電子掲示板やメーリングリストを使っているなら、「フォーラム」タブを使って分類するとよいだろう。

企業からの配信は「新着」タブに自動仕分け
企業からの配信は「新着」タブに自動仕分け
図3 企業からの自動送信メールが多いと、大事なメールが埋もれることがある。自動送信メールだけを「新着」タブに分ければ重要メールを見逃さずに済む
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 タブの表示/非表示は、Gmailの設定画面で自由に変更できる(図4)。「新着」タブを表示させるなら、「新着」にチェックを入れるだけでよい。自動分類されるのが苦手なら、「メイン」以外のタブを非表示にしてもかまわない。

図4 Gmailの「設定」をクリックし、「受信トレイの種類」から「デフォルト」の「カスタマイズ」を選択する(1)(2)。「新着」にチェックを入れ、「保存」をクリックする(3)(4)
図4 Gmailの「設定」をクリックし、「受信トレイの種類」から「デフォルト」の「カスタマイズ」を選択する(1)(2)。「新着」にチェックを入れ、「保存」をクリックする(3)(4)
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