
(写真:日経クロステック)
全日本空輸(ANA)が新型コロナ禍の苦境から脱し、再び離陸しようとしている。筋肉質になった同社の新たな武器は全社規模のデータ経営だ。イメージカラーにちなみ「BlueLake」と名付けたデータレイクを2022年7月に本稼働。BlueLakeをインフラとし、事務系から運航の最前線を担う各部門まで、あらゆる部門がセルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)による意思決定を進め、一部は早くも成果を上げた。データ経営に向けた取り組みを追う。
全日本空輸(ANA)が新型コロナ禍の苦境から脱し、再び離陸しようとしている。筋肉質になった同社の新たな武器は全社規模のデータ経営だ。イメージカラーにちなみ「BlueLake」と名付けたデータレイクを2022年7月に本稼働。BlueLakeをインフラとし、事務系から運航の最前線を担う各部門まで、あらゆる部門がセルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)による意思決定を進め、一部は早くも成果を上げた。データ経営に向けた取り組みを追う。
全日本空輸(ANA)が全社のデータ活用に向けて新たに構築したデータレイク「BlueLake」。新型コロナ禍による苦境が続くなかで新規開発を決め、2021年12月のプロジェクト始動から半年強で本格稼働させた。クラウドサービスの活用やアジャイル開発の採用により、実質的には約4カ月ほどでつくりあげた。
新型コロナウイルス禍から抜け出し、3期ぶりの黒字化に向けて滑走路を走り始めた全日本空輸(ANA)。そんな同社で2022年12月から、これまでとは次元の異なる新たな燃油節減プロジェクトが本格始動した。運航乗務員たちとともに重責を担うのが、同年7月に本格稼働したばかりの「青いデータレイク」だ。