全727文字
食料品や光熱費などあらゆるものが高騰している昨今、もし今ノートパソコンを買い替えるなら、いくら出せば満足のいく1台が手に入るのか、気になるところだ。編集部では格安ノートパソコンの候補として、最大約10万円の予算で購入できる製品を対象に、価格や仕様を調査した[注]。
[注]記事中の価格は、1月上旬時点のもの
その過程で判明したのは、価格帯によってノートパソコンの仕様がほぼ決まってくること。本特集では「4万~5万円台」「6万~7万円台」「8万~10万円台」の3つの価格帯に分類。各価格帯でお買い得感のある機種を入手し、性能や使い勝手を徹底的に調査した。
3つの価格帯の大まかな違いは図1の通り。まずCPUだが、安価な4万~5万円台のモデルは大半がインテルのCeleron(セレロン)を採用。一部のモデルでAMDのAthlon(アスロン)などを搭載しているものもある。
格安ノートを3つの価格帯に分けて傾向をチェック
図1 今回、実売10万円台の格安ノートパソコンを価格重視の4万~5万円台、コスパの良い6万~7万円台、高性能な8万~10万円台と3つの価格帯に分けた。4万~5万円台ではCPUにCeleronを搭載したモデルや、メモリー容量が4GBの製品などが目立つ。6万~7万円台では、CPUにインテルのCore iやAMDのRyzenを積み、メモリー容量が8GBと実用上問題のないレベルに。8万~10万円台では、最新世代や上位のCPU、メモリーも16GBを搭載するなど、基本性能に余裕がある製品が選べるようになる
[画像のクリックで拡大表示]