今回は6万~7万円台の格安ノートパソコン。海外メーカーを中心に、競争が激しい価格帯であるため、コスパの良いモデルが多数ある。なるべく安く買いたいが、処理性能も犠牲にしたくない……。そんなパソコン中級者にお薦めしたいのが、このクラスだ。
数ある選択肢の中から選んだのは、レノボの「IdeaPad L360i」(以下、L360i)。同社は直販をメインとしているが、本モデルはネット通販向け。今回の検証では「NTT-X Store」から実際に購入した(図1)。本モデルを選んだ理由は、購入サイトの割引クーポン利用で6万4800円だったこと。さらに海外メーカーでは珍しく、DVDスーパーマルチの光学ドライブを搭載していることから、国内ブランドの15.6型ノートを使っている人でも、乗り換えやすそうなモデルと考えたからだ。
インタフェースは、USB端子が計3つとごく一般的(図2)。USB Type-Cも搭載するが、こちらは前回で取り上げたE510MAと同じく本体充電や映像出力には非対応。モバイルディスプレイをUSB Type-Cケーブルで接続しても映像出力はできず、パソコン本体へのUSB PD給電も不可能だった。
本体カラーは2種類あるが、なぜか価格が安かったホワイトを選んだ。重さは実測で約1.9kg。少しずっしりとした感触だ(図3)。使う機会は少ないが、やはり光学ドライブ搭載は便利。配置も右利きの人なら使いやすい、右側面だ。このほかディスプレイをほぼ180度に近い状態まで倒せるのもレノボらしい仕様だ(図4)。