全1362文字
PR

 今回は6万~7万円台の格安ノートパソコン。海外メーカーを中心に、競争が激しい価格帯であるため、コスパの良いモデルが多数ある。なるべく安く買いたいが、処理性能も犠牲にしたくない……。そんなパソコン中級者にお薦めしたいのが、このクラスだ。

 数ある選択肢の中から選んだのは、レノボの「IdeaPad L360i」(以下、L360i)。同社は直販をメインとしているが、本モデルはネット通販向け。今回の検証では「NTT-X Store」から実際に購入した(図1)。本モデルを選んだ理由は、購入サイトの割引クーポン利用で6万4800円だったこと。さらに海外メーカーでは珍しく、DVDスーパーマルチの光学ドライブを搭載していることから、国内ブランドの15.6型ノートを使っている人でも、乗り換えやすそうなモデルと考えたからだ。

図1 レノボの家庭向けで、コスパの良いモデルを展開している「IdeaPad」シリーズ。その中で、一部ネットショップでも販売しているのが「IdeaPad L360i」。今回は「NTT-X Store」から割引クーポンを使って6万4800円で購入した
図1 レノボの家庭向けで、コスパの良いモデルを展開している「IdeaPad」シリーズ。その中で、一部ネットショップでも販売しているのが「IdeaPad L360i」。今回は「NTT-X Store」から割引クーポンを使って6万4800円で購入した
[画像のクリックで拡大表示]
[注]クーポン適用前は6万7800円

 インタフェースは、USB端子が計3つとごく一般的(図2)。USB Type-Cも搭載するが、こちらは前回で取り上げたE510MAと同じく本体充電や映像出力には非対応。モバイルディスプレイをUSB Type-Cケーブルで接続しても映像出力はできず、パソコン本体へのUSB PD給電も不可能だった。

Type-Cは本体充電と映像出力に非対応
Type-Cは本体充電と映像出力に非対応
図2 右側面に光学ドライブを搭載しているため、各種端子類は左側面にだけ配置している。USB端子はType-Cを1つ、Type-Aを2つ装備する。残念ながらType-Cはデータ専用で充電や映像出力には対応していない
[画像のクリックで拡大表示]

 本体カラーは2種類あるが、なぜか価格が安かったホワイトを選んだ。重さは実測で約1.9kg。少しずっしりとした感触だ(図3)。使う機会は少ないが、やはり光学ドライブ搭載は便利。配置も右利きの人なら使いやすい、右側面だ。このほかディスプレイをほぼ180度に近い状態まで倒せるのもレノボらしい仕様だ(図4)。

やや厚みがあり、重さも2kg前後
やや厚みがあり、重さも2kg前後
図3 購入したのは、ブリザードホワイトという白基調のモデル。グレータイプより5000円安かった。重さは実測では1.9kg台前半。今回紹介しているほかの2製品と比べると重く感じた。AC電源はコンセント部が充電器になっている
[画像のクリックで拡大表示]
今や貴重な光学ドライブを搭載
今や貴重な光学ドライブを搭載
図4 海外メーカー製のノートパソコンとしては珍しく、DVDスーパーマルチの光学ドライブを搭載する(上)。音楽CDやDVDビデオの視聴、データの長期保存などに便利。ディスプレイはほぼ180度近くまで倒して使える(下)
[画像のクリックで拡大表示]