全1374文字
今回は8万~10万円台以下のノートパソコンを見ていく。以前は格安機のメイン価格帯だったが、今や海外メーカーを中心に最新仕様や高性能モデルが並ぶ「ハイグレードの価格帯」という印象に変わった。なかでもお買い得感が強いのがデルの「Inspiron 16」。基本仕様の違いで複数のモデルを展開しているが、10万円台前半の予算があれば、CPUにRyzen 7 5825Uを搭載したプラチナモデルが手に入る(図1)。
図1 デルのスタンダードノート「Inspiron」シリーズの16型ノート。メーカー直販サイトで、基本スペックの違いで8万円前後から12万円台まで、複数のモデルを展開する。その中から選んだのが上の仕様。2022年12月末時点で10万円台前半だったが、セール時には9万円台になったこともある
[画像のクリックで拡大表示]
[注]クーポン適用時の価格
USB端子は計3つ(図2)。内訳はType-Cが1つ、Type-Aが2つだ。下位クラスとの差を感じるのが、Type-C経由で本体を充電できるUSB PDに対応し、モバイルディスプレイをType-Cケーブル1本でつなげることだろう(図3)。今回テストした3機種の中では、この製品だけが対応している機能だ。
USB端子は左右に計3つ
図2 本体の側面には、USB 3.2(Gen 1)の端子が左右に1つずつある。給電や映像出力に対応したUSB 3.2(Gen 2)Type-Cは左側に1つだけ搭載。このほかはSDカードスロットがあるだけ。拡張性はごく普通だ
[画像のクリックで拡大表示]
Type-Cは本体充電や映像出力に対応
図3 1つ搭載するUSB Type-Cは、本体を給電するUSB PDに対応。65W出力対応のAnker製USB充電器で動作を確認した(下)。またUSB Type-Cケーブル1本でモバイルディスプレイへの給電と映像出力もできた(上)
[画像のクリックで拡大表示]
本体はアルミニウム合金で、重さは実測で1.7kg台。65W対応のUSB充電器を使えるので、付属のAC電源が大きいと感じるなら、市販の小型充電器を使うのも手だ(図4)。
ボディーはアルミ合金製で重さは約1.8kg
図4 ボディーはアルミ合金製。約1.8mmと薄いので重さは約1.9kg(テスト機は1767g)と大きさの割には軽い。AC電源はサイズが大きいので自宅内で持ち歩く場合は、図3下のようなUSB充電器を使うとよい
[画像のクリックで拡大表示]