トヨタ自動車に新社長が誕生する。無類のクルマ好きであり、部品レベルから完成車までクルマづくりが「大好き」と公言する技術者出身の佐藤恒治氏が、同社の12代目社長に就任する。世界一の自動車メーカーのトップに課せられた期待と課題に迫る。

特集
トヨタ新社長誕生
目次
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電気自動車に質問が集中、トヨタ佐藤新社長は会見でどう答えたか
2023年2月13日、同年4月にトヨタ自動車(以下、トヨタ)の新社長となる佐藤恒治氏は同月に発足させる新体制を発表し、併せて新体制が進めるクルマづくりのテーマや重点事業を説明した。質疑応答では、重点事業に掲げた「次世代BEV(電気自動車)を起点とした事業改革」に質問が集中。それらの質問に佐藤新社長…
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会社もトヨタ車も変えた豊田章男社長、次は日本の産業界の改革に期待
Touson自動車戦略研究所代表・愛知工業大学工学部客員教授の藤村俊夫氏に聞く
約14年ぶりにトヨタ自動車の社長が交代する。2023年4月1日付で執行役員の佐藤恒治氏が執行役員社長兼Chief Executive Officer(最高経営責任者)に就任する。一方で、豊田章男氏は代表取締役会長に就く。この社長交代をどのように読み解くべきか。トヨタ自動車でエンジンの開発設計に長年…
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大変革期のトヨタには技術開発系社長が必要、HY人財育成研究所・肌附氏の視点
約14年ぶりにトヨタ自動車の社長が交代する。2023年4月1日付で佐藤恒治氏が執行役員社長兼Chief Executive Officer(最高経営責任者)に就任する。一方で、豊田章男氏は代表取締役会長に就く。
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エンジン技術者の夢破れるもシャシー設計で頭角を現す、トヨタ佐藤新社長の歩み
トヨタ自動車社長への就任が決まった執行役員の佐藤恒治氏は、どのようにして「クルマづくりが大好き」(同氏)な社長になっていったのか。執筆時点(2023年2月4日)では同社が公開する職歴以外に公式情報が限られる中、周辺取材からその足跡を探ってみた。
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トヨタにクルマ好きの社長が必要なワケ、課題は豊田社長が残した難問
無類のクルマ好き──。トヨタ自動車に技術系の社長が誕生する。豊田章男現社長も太鼓判を押すクルマ好きであり、自身は「クルマづくりが好き」と公言する執行役員の佐藤恒治氏だ。