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費用をかけずにパソコンを処分したい

 液晶ディスプレイやプリンターなど大きなものをメルカリで売るにはこん包が大変だ。しかも、古い製品は、商品価格よりも送料の方が高いこともある。近所の人に譲ったり、廃棄したりしよう(図1)。

無料で譲る、無料で処分してもらう
無料で譲る、無料で処分してもらう
図1 液晶ディスプレイのように大型でメルカリでは売りづらいものは、「ジモティー」で欲しい人を募る手がある。故障したパソコンは、回収サービスを利用して無料で処分できる。古い携帯電話やスマホは、ショップや自治体が提供する回収サービスを利用する
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 正常に動作する製品は、地域密着型のSNS「ジモティー」で引き取り手を募集する(図2)。ジモティーは対面で手渡しが基本なので送料は不要。運ぶのが大変なものは、自宅付近まで取りに来てもらえばよい。掲載した商品に応募が来たら、相手のプロフィールをチェックし、身分証明書による認証を済ませているかを確認する。有料で譲る場合、現金で手渡しなら手数料もかからない。

SNS▼
ソーシャルネットワーキングサービスの略で、参加者同士のコミュニケーションを主目的にしたWebサービスのこと。Facebookが代表的。
近所の人と直接やり取りができる
近所の人と直接やり取りができる
図2 ジモティーでは、近くに住む人に不用品を売ったり、譲ったりできる。決済サービスを利用しなければ手数料がかからないのもメリット。自宅付近まで取りに来てもらうなど、受け渡し場所は相手と交渉して決める
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 無料でも引き取り手がないものは廃棄しよう。パソコンの場合、PCリサイクルマークがあればメーカーが無償で回収してくれる(図3、図4)。Webページから申し込む。

PCリサイクルマークがあればメーカーが無料で回収
PCリサイクルマークがあればメーカーが無料で回収
図3 2003年10月以降に販売されたパソコンにはPCリサイクルマークが付いており、処分費用が販売価格に上乗せされている
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図4 メーカーのWebサイトから回収を申し込むと、送付用の伝票が届くので郵便局などに持ち込む。送料はかからない
図4 メーカーのWebサイトから回収を申し込むと、送付用の伝票が届くので郵便局などに持ち込む。送料はかからない
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 PCリサイクルマークがないパソコンや周辺機器をまとめて処分したい場合はリネットジャパンの無料回収サービスがお薦めだ。パソコンと同時なら、周辺機器や小型家電も無料で回収してくれる(図5)。Webページから回収を申し込んだら、手持ちの段ボール箱に廃棄したい機器を詰める(図6)。ただし、パソコンと同時でも、1箱に収まらない場合は2箱目から1650円かかる。

パソコンと周辺機器を無料で回収してくれるサービスも
パソコンと周辺機器を無料で回収してくれるサービスも
図5 リネットジャパンでは、パソコンを無料で回収してくれる。1箱に収まれば、付属品や周辺機器もパソコンと一緒に無料で処分できる。2台以上のパソコン入れても大丈夫だ。有料(3300円)でデータ抹消サービスも提供する
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図6 回収を申し込み、段ボール箱に処分したいものを詰める。指定日時に佐川急便が回収に来る。送料は無料<sup>※</sup>
図6 回収を申し込み、段ボール箱に処分したいものを詰める。指定日時に佐川急便が回収に来る。送料は無料
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※2022年12月上旬時点では無料回収の期限を2023年1月31日までとしているが、 これまでも期限は延長されてきたため、今後も継続される可能性が高い