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 USBメモリーに対して、読み書きが遅く、容量が小さいというイメージを持っている人は多いのではないだろうか。それはもはや過去のイメージになりつつある。この特集では、最新USBメモリーの実力と選び方を見ていこう。

 最新のUSBメモリーの中には、外付けSSDに迫る読み書き速度の製品が続々と登場している(図1)。大手メーカーが容量1TBのモデルを実勢価格1万円台で発売するなど、大容量化も進んだ(図2)。大容量化の影響で、小容量の製品価格は下落している(図3)。

読み書きの速度は外付けSSDに迫る
読み書きの速度は外付けSSDに迫る
図1 標準的なUSB 3.2 Gen 1対応USBメモリーの読み出し速度は130MB/秒前後で、書き込み速度は100MB/秒以下だ。しかし、最近は読み書き性能が実測値で400MB/秒以上のUSBメモリーが登場している
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1TB以上の大容量モデルも登場、小容量モデルは値下がり
1TB以上の大容量モデルも登場、小容量モデルは値下がり
図2 最近は1TB以上の大容量USBメモリーも登場。サンディスクやキングストンテクノロジーなどの海外大手メーカーのほか、国内メーカーのアイ・オー・データ機器などからも1TBのUSBメモリーが発売されている
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図3 USBメモリーの大容量化の影響で、小容量モデルの価格は下がっている。64GBなら1000円以下で購入できる
図3 USBメモリーの大容量化の影響で、小容量モデルの価格は下がっている。64GBなら1000円以下で購入できる
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 ノートパソコンでUSB Type-C端子が普及したこともあり、Type-C対応の製品も増えている(図4)。

USB Type-C対応モデルが増加
USB Type-C対応モデルが増加
図4 USB Type-C対応のUSBメモリーも増加している。少し前までType-C対応のUSBメモリーは高価だったが、最近はUSB Type-A対応製品と大きな価格差はなく、64GBモデルでも2000円以下で購入できるものが多い
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