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重要ファイルを扱うならセキュリティ機能付き

 近年は、紛失したUSBメモリーから機密情報が流出する事件が後を絶たない。機密性の高いデータを持ち歩く場合は、万全のセキュリティ対策を講じることが不可欠だ。

 セキュリティ機能付きのUSBメモリーには最低限、パスワードロック機能が付いている(図1)。重要なデータを持ち歩くなら、少なくともパスワード認証機能は必須だ。パスワード認証に加えて、指紋認証機能を搭載する製品もある(図2)。

パスワード認証でUSBメモリーの不正利用を防ぐ
パスワード認証でUSBメモリーの不正利用を防ぐ
図1 USBメモリー内にパスワード設定アプリが搭載されており、使用開始時にパスワードを設定する。以降、パスワードを知らないとデータを利用できない
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指紋認証でパスワードロックの解除を簡単に
指紋認証でパスワードロックの解除を簡単に
図2 パスワードを設定した上で、専用アプリで指紋を登録。以下、指紋認証またはパスワードを入力しないとデータを利用できなくなる
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 パスワードや指紋による認証の機能があれば、入手した第三者がパソコンからUSBメモリーを開くことはできない。ただし、分解してフラッシュメモリーを直接解析することで、データを読み取る方法もある。