ITサービスやソフトなどの売りやすさを販売代理店やSI企業に聞いた「パートナー満足度調査」。25回目となる今回は、8部門のうち4部門の首位が入れ替わった。アフターコロナを見据え、企業のDX需要が活発になるなか、「売りたくてもモノがない」「商材が値上げした」といった状況にパートナー企業は直面。社会リスクに揺れた調査結果を見る。
「納期が不透明」「価格が上がった」。25回目となった「パートナー満足度調査」では例年になく、意見欄に納期と値上げに関するコメントが目立った。
パートナー満足度調査はシステムインテグレーター(SI企業)や販売代理店を対象に、ITサービスやソフトウエアなどの製品ベンダーについての評価を聞いている。「サーバー」などのハードウエア、「基幹系ソフト/サービス」といったソフトウエアやサービスなど合計8部門の満足度を調べた。調査は日経BPコンサルティングの協力を得た。IT製品の機能、性能、信頼性、拡張性などについて聞いた「製品」、価格設定や価格体系に関する「価格競争力」など5項目に基づいて各部門を評価した。冒頭の「納期」はハードウエア関連部門に関して、「値上げ」は全般的に上がった意見だ。