企業のSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)利用が本番を迎えつつある。情報系やシステム開発基盤にとどまらず、基幹系システムにも活用が広がり始めた。背景にあるのは、外部環境の変化に柔軟に素早く対応できるシステムへのニーズの高まりだ。業務の最適解を凝縮したシステムとも言えるSaaSを使うことで、最先端の機能を素早く取り込み業務や事業を効率化する。企業がSaaSを活用する上で、導入効果を最大化し落とし穴を回避するための「勘所」を探った。

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