
特集
テスラの新生産方法は本物か
2023年3月に米Tesla(テスラ)が発表した電気自動車(EV)の新たな生産方法「アンボックストプロセス(Unboxed Process)」。その優位性と課題を自動車および工場の専門家に取材した結果、優位性と課題の両面が見えてきた。その詳細に迫る。
目次
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「弱点」はボディー剛性、接合技術が鍵握るテスラ新生産方法
(2)「アンボックストプロセス」の課題
「剛性に不安を覚える。果たして、クルマとしての商品性をきちんと確保できるのだろうか」──。2023年3月に米Tesla(テスラ)が発表した電気自動車(EV)の新しい生産方法「アンボックストプロセス(Unboxed Process)」。
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テスラ新生産アイデアの本質はパソコン化、専門家がみたコスト半減の可能性
(1)「アンボックストプロセス」の優位性
「面白い。自動車メーカーではとても思いつかない発想だ」──。2023年3月に米Tesla(テスラ)が発表した電気自動車(EV)の新たな生産方法「アンボックストプロセス(Unboxed Process)」について、日本の自動車メーカー出身の技術系コンサルタント(以下、自動車の専門家)は驚きの声を上げ…