ChatGPTのような対話型AI(人工知能)や、Stable Diffusionのような画像生成AIが、建設業界でも使われ始めている。これらの生成AIは、建築設計者や技術者の実務、建設会社の経営などにどのような影響を与えるのか。独自の検証や主要企業へのアンケートなどを基に、その実力と可能性を探る。

特集
徹底リポート「生成AI×建設」
目次
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鹿島は生成AIを利用禁止に、独自調査で分かった建設会社や設計事務所のスタンス
ChatGPTなどの対話型AI(人工知能)、Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)やMidjourney(ミッドジャーニー)のような画像生成AIを、ビジネスで利用しようという機運が高まってきた。他業種に比べて対応が遅れているとされる建設関連企業は、生成AIの業務利用について…
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チャットでBIMの操作も可能、ChatGPTなどを建設業に特化させた東大発・燈の野望
東大発スタートアップ企業の燈は、建設業に特化させた大規模言語モデルの提供を始めた。建築法規や社内資料を学習させることで、専門性の高い質問にも高い精度で回答できる。チャットで簡単にBIMモデルを操作する機能も実装予定で、BIMの普及にもつながる可能性がある。
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ChatGPTやBardで建築士試験に挑戦、苦手の「法規」でつまずき正答率5割切る
英語や日本語などの自然言語で質問を投げかけると、流ちょうな文章で回答してくれる大規模言語モデル(LLM)が、話題を席巻している。建築設計者や建設技術者の仕事にも、大きなインパクトをもたらし得る技術だ。筆者はLLMを搭載した対話型AI(人工知能)のChatGPTやBingAI、Bardで、2022年…