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 このコラムのタイトルを見て、何を今さらコミュニケーション・スキルについて考えなければならないのか、と疑問を感じた方もいるかもしれません。「取り立ててコミュニケーションなどと言わずとも、日々の仕事は回っているし、開発の目標も達成できている、何も問題はない」とおっしゃるあなたにはこのコラムを読んでいただく必要はないかもしれません。

 しかし、あと一歩のコミュニケーションのスキルが不足したばかりに、社内での調整に時間を費やし、思うようなスケジュールで開発できなかった技術、断念しなければならなかったプロジェクト、閉鎖されてしまった組織、そんな例を私はたくさん見てきました。何より、自分自身が「技術はそれ自体の出来栄えで評価されるべきだ」と信じていた若かりし頃があり、今にして思えば自分は何と損をしていたのだろうと目を覆いたくなります。