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訴訟もいとわない「嫌われ者」から、話のわかるパートナーへ。ナデラCEOは法廷闘争を繰り広げていた競合他社と和解し、競争相手でも提携するなど協調路線を打ち出している。

 「提携は適切に行えば、あらゆる人のパイを増やすことになる。顧客はもちろん、提携した双方の利益になる」。ナデラCEOは自著で信念を述べる。

 手を組む分野はまさに全方位。筆頭は「GAFA」だ。グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの米IT大手4社を指す頭文字であり、マイクロソフト自身を加えてFAMGAと呼ぶこともある。ITの力を武器に人々の生活や企業の事業戦略に大きな影響を与える存在として語られる。

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iOSとAndroidのアプリ大手に

 アップルとグーグルとの間ではそれぞれ、両社のOSにアプリケーションを供給している。マイクロソフトとグーグルはかつてスマートフォン(スマホ)などの特許を巡って訴訟を繰り広げていた間柄だ。アップルともPCの時代から犬猿の仲だった。にもかかわらずマイクロソフトは今や、iOSやAndroidに向けたアプリ提供者の最大手クラスとなった。