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本記事は、日経 xTECHの 「“次への布石”か、11mm長いiPhone XS Maxの基板に『謎の空き地』」(2018年10月02日に掲載)を再編集したものです。

 2018年9月21日に発売された米アップル(Apple)の「iPhone XS」(以下、XS)と「iPhone XS Max」(以下、XS Max)。筆者が家電量販店のキャリアで予約受付開始時に注文した分は、21日には店頭に届かず、翌22日にようやく到着の連絡があった。

分解のために入手した、米アップル(Apple)の「iPhone XS Max」(左)と「iPhone XS」(右)。いずれも“スペースグレイ”(撮影:渡辺 慎一郎)
分解のために入手した、米アップル(Apple)の「iPhone XS Max」(左)と「iPhone XS」(右)。いずれも“スペースグレイ”(撮影:渡辺 慎一郎)
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 人気で品薄かと思いきや、どうやらそうでもないらしい。私用を想定していた予約注文分を泣く泣く分解用に提供してくれたM記者は、9月23日に無事XS Maxを予約なしで購入できたという。とはいえ、人の集まる都心を避け、あえて自宅近くのキャリアを探すも当日販売はなく、最後に地域の高齢者需要密着型と思しき家電量販店で見つけたという執念の結晶とのこと。加えて、カラーは欲しかった「スペースグレイ」はなかったので、仕方なく「シルバー」にしたという。

 そう聞くと「それなりに売れている」とも言えそうだが、XSは11万2800円~15万2800円(税別)、XS Maxは12万4800円~16万4800円(税別)とかなり高額。2018年10月には8万4800円~10万1800円(税別)と価格を抑えた「iPhone XR」の発売が控えているので、XSとXS Maxはそもそも販売予定数がそれほど多くはないということなのだろうか。

 さて、今回は分解のいよいよ大詰め、文字通りメイン基板の“中身”を見ていこう。上下2枚の基板で枠状の基板を挟む“2階建て”になった基板の中面で、まさに心臓部だ。2017年発売で見た目上はそっくりの「iPhone X」とも比較してみる。