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本記事は、日経 xTECHの 「Apple Watch 4は連続稼働時間より薄さ優先」(2018年10月01日に掲載)を再編集したものです。

 iPhone XS、同XS Maxと同時発売された「Apple Watch Series 4」(以下、Apple Watch 4)。 Apple Watch 4と2017年秋発売のApple Watch Series 3(以下、Apple Watch 3)の外見上の違いは、厚みが11.4mmから10.7mmに薄くなる一方で、ひとまわり大きくなったことだ。Series 3のケースサイズが38mm(表示領域563mm2)または42mm(表示領域740mm2)だったのに対して、Apple Watch 4は40mm(表示領域759mm2)または44mm(表示領域977mm2)になった。2015年発売のApple Watch初代モデル以来、Series 4にして初めて大きくなった。

今回分解したApple Watch 4。40mmスペースグレイアルミニウムケース、ブラックスポーツバンドのGPS+Cellularモデル
今回分解したApple Watch 4。40mmスペースグレイアルミニウムケース、ブラックスポーツバンドのGPS+Cellularモデル
(以下、撮影:渡辺 慎一郎)

 Apple Watch 3のケース素材はアルミニウムだけだったが、Apple Watch 4ではアルミニウムに加えてステンレススチールも選択できる。価格はベルトやケース素材の組み合わせなどで変わってくるが、アルミニウムに比べてステンレスは2万円弱ほど高い。

 プロセッサーはApple Watch 3のS3から「(S3に比べて)最大2倍高速」(Appleサイトより)のS4に変わり、触覚フィードバック機能はディスプレーだけでなくデジタルクラウン(竜頭)でも利用可能になった。

 心拍センサーは、光学式だけだったのが、光学式と電気式の2頭立てである。Apple WatchユーザーはApple Watchを付けていない手の指先でデジタルクラウンを触りながら、電気式心拍センサーの電極を使って心電図(ECG)を測定できるという。米国では2018年中に心電図を作成するためのアプリの配布が始まる予定だが、残念ながら日本では医薬品医療機器等法などの関係で当面の間利用できないようだ(関連記事「Apple Watchの『ECG(心電図)』に見る、日米の差」)。

 Apple Watchの筐体にはパッと見、ネジらしきものが見当たらない。おそらく接着剤などでくっつけてあるのだろう。そう考えて、熱風を吹きかけて接着剤を柔らかくし、カッターを無理矢理、筐体の隙間に差し込む作戦を取った。

まず熱風をあてて接着剤を柔らかくする
まず熱風をあてて接着剤を柔らかくする
熱くなった筐体のつなぎ目にカッターを無理矢理挿し込む
熱くなった筐体のつなぎ目にカッターを無理矢理挿し込む
カッターで作った隙間にギターピック2枚をさらに差し込む
カッターで作った隙間にギターピック2枚をさらに差し込む
筐体をこじ開けたところ。本体側には触覚フィードバックのTaptic Engineとリチウムイオンバッテリーがある
筐体をこじ開けたところ。本体側には触覚フィードバックのTaptic Engineとリチウムイオンバッテリーがある

 ようやく筐体をこじ開けると、まず、Appleロゴの入ったTaptic Engineが目に入った。メッセージの到着などを振動で知らせる触覚フィードバック用のリニアアクチュエーターである。