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カウントダウン、楽天が携帯電話に参入

 2019年10月――。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社が独占してきた日本国内の携帯電話サービスに、新たに第4のキャリアが登場する。楽天だ。

 2018年4月に総務省から電波の割り当てを受けた楽天は、2019年10月1日から正式にサービスを開始する。当初はユーザーを限定したスモールスタートとなる見込みだが、総務省の要望もあり早急に日本全国でのサービス体制を整える予定である。

 日本中でサービスを利用できるようにするためには、基地局などの通信設備を全国に設置する必要がある。新たに参入する会社にとってとてつもなく大きなハンデに思えるが、楽天はそれを逆にメリットに転換しようとしている。古い機器との互換性など考慮すべきしがらみが一切ないことを生かし、仮想化など最新技術を最大限に取り込んだ最先端のネットワークで高い競争力を実現しようというのだ。

 楽天の参入を表面上は冷静に受け止めているライバル3社だが、4社体制となることでどのように変わってくるのかを気にしているのは間違いないだろう。特に業績への影響が大きい料金については、自社の料金体系についての改定も視野に興味深く見つめている。

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パート1 最後発をプラスに、最新技術を積極採用する楽天

パート2 ライバルの登場に戦々恐々の既存キャリア

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