逆風EV、エンジンとの決戦は新局面

電気自動車(EV)に逆風が吹き始めた。最大市場の中国が、EV一辺倒と言えた政策からハイブリッド車(HEV)や燃料電池車(FCV)も優遇する方向にかじを切る。昨今のEVへの期待値を高めに高めたドイツ・フォルクスワーゲン(VW)。期待の新型「ID.3」はそれほど安くなく、「もの足りない」との声が漏れる。VWの規模の論理を持ってしても、電池の調達コストを下げ切れなかった。
一方で欧州自動車メーカーは、CO2排出量の評価に「ライフサイクルアセスメント(LCA)」の考えを取り入れるよう欧州当局に働きかけ始めた。LCAの導入はEVに不利に、一方でエンジン車に有利に働く。当面はもうからないEVに一区切りをつけて、欧州はHEVを含むエンジン車などの現実解を模索し始めた。
自動車パワートレーンの主役を巡るEVとエンジン車の戦い。2020年に新局面を迎える。
パート1 岐路に立つEV
パート2 EVの星「テスラ」、その実力
パート3 電池はいつ安くなるのか
パート4 モーターの進化
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